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毎日投稿2017 【詩集へ】  作者: 月野 光


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あなたの嘘

 最後の木の葉が落ちる

 悲しい風は私の髪を靡かせ

 冬の始まりを告げた


 厚い灰色の雲は今にも雨を降らせそうで

 冷たい風は私の体を震えさせた


 どんなに寒くても

 どんなに寂しくても

 どんなに耐えても


 あなたは帰ってこない……


 たった一度のあなたの嘘

 私は気付くことさえできなかった

「またね」

 の言葉の意味も

 あの いつにもない微笑みの訳も

 過ぎた今にならないとわからなかった


 カサカサに乾ききった唇を噛み締めて

 あなたをただ…… 

 想うことしかできない私


 そんな私自身が大嫌いだ


 あなたへの想いと共に

 空に広がる灰色の雲から勢いよく

 雫は落とされては


 私の体に…… 心に……

 ただ…… 染み込んでゆく

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