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懐かしくて
夕暮れの土手を歩く
そこから見える川や
遠くに見えるビルの窓ガラスは
オレンジ色の陽光を反射しては
煌びやかに光る
微かに漂う懐かしい匂い……
カレーだろうか……
気付かないうちに僕は
涙が頬を伝い地面に零れ落ちていた
君との記憶
この土手からの景色も
君の手作りカレーも
今は僕の思い出の中にだけある……
戻らない時間も
戻らない君も
君の心も
今の僕にとっては後悔でしかない……
今後交わることがないとしても
叶うなら……
いつかまた君と二人で
この土手を歩きたいな……
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