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帰り道
何気ない帰り道……
ふと涙が零れた
あなたがいなくて……
あなたに会いたくて……
電車の窓から見える景色も
駅から家までの帰り道の景色も
あなたと歩いた思い出の道も
今は綺麗に見えない
ぼんやりとした景色に
何度あなたを探しただろうか……
待ち合わせの場所に
何度足を運んだだろうか……
思い出される記憶は
あなたの悩む横顔
気付いていた……
気付いていたのに……
私は何も出来なかった……
無力だった……
あんなに近くに居れたのに
私は…… 私は……
後悔ばかりが私の中で生き続ける
あなたにもう一度会いたい……
そんな気持ちを私は嫌々捨てた
私にはあなたと会う資格はない……
「ごめんね。自分勝手ってわかってる……」
「さよなら」
ちょっぴり冷たい風はは
私の心のように
泣いていた
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