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毎日投稿2017 【詩集へ】  作者: 月野 光


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凍てつく夜に

凍てつく夜

温かいスープはものの

数分で冷めてしまった


何度 一人の夜を越えればいいのだろう

何度 あなたの姿を探しただろう


夜空に浮かぶ虚ろな月は

今日も私の姿を照らす


悲しげに微笑んでいるかのように

私を一晩中見つめ続け

慰め続けられている気がする


まるで いつものあなたのように……


側にいてほしい

そう願えば願うほどに

月には陰りが見え

やがて消えてしまいそうだ


そして 私は嘘をついた


たった一度のあなたへの嘘

さよなら

なんて言えない でも今は

さよなら

の言葉を噛み締め

自分の心に刻み込む


あなたが大好きだから

あなたが大嫌い……

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