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毎日投稿2017 【詩集へ】  作者: 月野 光


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桜と私

目の前の大木は静かに泣いた

淡いピンクの花はひらひらと落ちる


誰の目にとまることもなく

ひとりでに泣いている


私はこの桜の木が大好きだ

誰の目にもとまらないこの木は

まるで私のよう


忘れられてしまった悲しい木のはずなのに

必死に花を咲かせている

「誰か気付いて」

と言わんばかりに……


毎年 春になると

こうしてこの木を眺めに来る


この桜は1年間一人で頑張っている

そう思う度に私も頑張れる気がする


私はこの桜が大好きだ


誰も知らない

私とこの木だけの秘密の繋がり

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