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雪
降り積もる雪
吐き出される白い息
世界は真っ白に染まり
私さえも染められてしまいそうだ
いつも通りの帰り道
なのにいつもと違う
凍った川
雪の花を咲かせる木
冷たい風は私の頬に吹き付ける
首元に巻いたマフラーに顔を埋めて
耐え凌ぐ
心も体も凍えてしまいそう……
こんな時誰か私を温めてくれないかな……
そんなことを考えると次第に想いが溢れる
大切なあなたは私を置いて行ってしまった……
私の気持ちも言葉もが届かないままに…
雪が降り積もるように私の心に想いが積もる
出来るならこの想いを
目の前の雪景色のように
真っ白でまっさらにしてくれないだろうか……




