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毎日投稿2017 【詩集へ】  作者: 月野 光


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朝焼けに雪

朝焼けに染まる空を眺め

悴んだ手に白い息を吹きかける

温めては冷めて 温めては冷めて

あなたへの気持ちは温かいままなのに

体は冷える

あなたはどうなのだろうか……


ゆっくりと綿毛のような雪が降り始めた

私は空を仰いで もとに戻す

「はぁー」

大きなため息と共に白い息は吐きだされる


眠気眼をこすれば

目の水分は外気で凍ってしまいそう

涙さえも地面にたどり着くまでに

結晶へと変わる


あなたが愛おしい

あの温もりをまた感じたいと願うが

叶うはずもなく

ただ 静かに余生を過ごすだけ


聞こえてくる雪の降る音

積もった雪を踏む人の足音


その全てがなぜだか

私に終わりを告げるメロディーに聞こえた


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