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失意の先は……
もしもこれが続くなら
それも良かれと思う
君がいたあの冬
雪が積もる度に思い出しては
泣いて
涙は凍りつく
溢れた想いが無駄になるように
地面に落ち
氷付いた涙は砕け散る
届かぬ想いが溢れる度に
どうしようもなく
本当にどうしようもなく
死にたくなる
私がここに生きる理由が
あるのだろうか……
君がいないこの世界で
何を見て
何を想って
何を感じて
生きればいいのか……
君のためにこの人生を捧げる
そんな覚悟も虚しく
君は遥か遠くへ行ってしまった……
届いたとしても
理解されない愛はまた……
地面に落ちては
その意味を失う……




