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毎日投稿2017 【詩集へ】  作者: 月野 光


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362/365

壊れた花の笑顔

隣の壊れた花の笑顔

それを見た瞬間は

言葉を失った


どうしようもなくて

何もできない

ただ眺める

その姿

表情


そして

ようやく声が出るや否や

ろれつが回らないのを自覚しつつ

ひたすら語り続けていた……


ここには

君の壊れた笑顔と

聞きたくもない機械音だけがあった……


もう二度と咲くことのない花


僕は一枚一枚花びらを取るように

言葉を投げかける

想いを……

投げかける


壊れた花は相変わらず

だんまりだ


写真の中でただただ

咲いている


咲いていた……


壊れた花の笑顔が……

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