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毎日投稿2017 【詩集へ】  作者: 月野 光


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354/365

輝きを忘れた愛

長年連れ添った誰か

ペット


そのどれもが今となっては

モノトーンの絵みたいだ……


過去

未来


全てがなかったことになるように……


それだけが救いだから……


私がいなければ

誰かは生きていたかもしれない

私がいなければ

大切な人を傷つけることもない


今も残るのは

この胸の奥についた傷跡だけ……


悲しいわけでも

苦しいわけでもない……


ただただ空っぽなの……


どうしようもない

何も感じない


まるで今見ている景色や

見てきた景色が

全て偽りのような……


そんな感覚……


私は一人なんだ……

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