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毎日投稿2017 【詩集へ】  作者: 月野 光


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340/365

キョリ

雪が積もる道

進んで

二人の足跡

刻んで


静まり返った

街並み

君との会話は

まだない


私は言葉にすることが

できず

僕は素直になることが

できず


たしかめるように

その手に触れた


君の手は冷たくて

僕のこの手を握る


君の手は暖かくて

私のこの手を握る


あぁ

届いているよ……


言えない言葉は

ありすぎ

俯いてはずっと

考え


君の言葉

響いて

夜空の星を

見上げた


流れゆく星を眺め

ふと想う

このまま君と二人で

歩みたい


この先ずっと

君と一緒に


君の手を

握りしめて

ずっと一緒と

告げる


君の声

聞いたとき

嬉しすぎて

泣いた


あぁ

君が好きで……

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