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一分一秒
君と過ごす一分一秒
一人で過ごす一分一秒
天と地ほどの差がある
なぜ君といると
あんなにも時間は
速く進むのだろう……
なぜ一人になると
こんなにも時間は
スローモーションなのだろう……
何度も時計を見ては
まだ10分も経っていない……
君との待ち合わせ前のように
時計の針は重く焦らすように
ゆっくりと進む……
それなのに
君が来れば
不思議なくらい軽やかに
せこせこと進む針
針は時を刻む……
君は今
何をしているだろうか……
一分 二分 三分
一秒 二秒 三秒
速く進め……




