319/365
夕空、黄泉への想い
二つあった足跡は
いつしか一つになるのでしょう
もしもそれが今なのだとしたら
私はきっと耐えられない
明日でも
明後日でも
私は耐えられない……
秋の夕暮れがなんとも儚い
終わりに向かう
カウントダウンをされている気がする……
刻一刻と辺りは
暗く黒く染められてゆく……
太陽が沈むその刹那
一点の輝きが闇夜を照らす
やがてその光さえも
夜にかき消されていく……
まるで空と太陽を切り離すように……
私とあなたも切り離されてしまう……
行かないで
その言葉さえあなたには聞こえない……
もうとっくに足跡は一つだけだから……
いつかまた
あなたに会いたい




