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毎日投稿2017 【詩集へ】  作者: 月野 光


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282/365

あなたはどう……

別れ際の彼は

なぜだかいつも笑顔だ


私はこんなにも離れたくないのに

彼はいつも私に


またね


と告げる……


解かれた手

微かに触れて離れる唇

彼の温もりが

両腕にじんわりと残る


こんな想い初めて

と思うほどに

何度繰り返しても

それは最初で最期なんだ……


それっきりなんだ……


彼もまたそうなのだろうか……


雲は流れ

月が顔を出す


一人取り残された道路

佇む影はゆらゆらと

何かに迷うように揺れた


彼は今頃何を考えているのだろうか……


また明日も

最初で最期の気持ちが訪れるのだろうか……


頭上の月を見上げ

ゆっくりと目を閉じた……

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