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後悔もいつかは……
青い空に流れた雲
次第に小さな想いが零れるように
ポタッポタッと
雨を降らす
雲の隙間から顔を出している太陽が
僕の心を迷わせる
空もまた迷っているのだろう……
雨を降らせても尚
太陽は健在している
中途半端
そんな言葉が頭をよぎる
僕も
君も
空もまた
中途半端なんだ……
君の最後の言葉が耳の奥で響く
僕が君についた嘘が頭をよぎる
罪を精算することなく
終わってしまった関係
まるでこの景色と同じように
笑っているのに
泣いている……
後悔はもう精算出来ない
それでも
僕は生きていかなければいけない……
いつかこの後悔が
役に立つことを信じて……




