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瞼の裏側
眩しい世界
僕は瞼を閉じた……
けれど相変わらず眩しくて……
諦めきれない自分に気付いて
それでも
どうにもならない
どうにもできない
自分がいて……
いつも彼は嘲笑う
人を馬鹿にしたように……
自分と全く同じ顔つきで嘲笑う……
いつもそうだった……
自信なんてものは
簡単に崩れてしまう……
目指した世界なのに
こんな簡単に
呆気なく
自分の心が弱いばかりに……
それに気付いているから
尚更辛く感じる
肩身が狭く感じる……
瞼を閉じればひたすら
自分をいじめ続ける……
眩しいほどの夢に
目をそらしても
眩しいのなら
まだ僕は立ち上がれる
瞼を開けられる……
瞼を閉じた方が苦しいのなら
もう僕は
目を逸らさない……




