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毎日投稿2017 【詩集へ】  作者: 月野 光


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弔い送花

花を持つ

一人ずつ配られるその花を……


白が基調の雰囲気の空間

さらに白を重ねる……


やけに質素である……


大切な人を見送るというのに……


感謝の気持ちを


これで伝えられているのだろうか……


大切な人との最後の瞬間というのに……


私は箱舟をぼうっと眺める

二度と目覚めることのない大切な人を……


本当にただ眠っているようで


全然実感が湧かないのに……


今にも涙が溢れてしまいそうな程

目頭が熱い……


想像してしまった

大切な人のいない未来を


本当にこれが最後なのだと……


私は白に囲まれた大切な人に

赤の花を持たせた


忘れられない愛した人への

感謝と想いを告げるように……


私を最後に

箱舟には蓋をされ


果ての旅へと

船を押す……


いつかその果てで

また出会えることを願って……

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