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大人へと
頬杖をついた
ため息を吐いた
ごく当たり前になったこと
大したことじゃない
みんな同じだ
そう言い聞かせる
そして自分を肯定する
仕方がないと……
余計なことを考えるようになって
日を追うごとに
数がどんどん増える……
けれど耐え続ける
わざわざ耐え続ける……
終わりのない
負の連鎖へ誘われるように…
僕たちは進んで堕ちていく……
暖かな息は冷たくなり
パッチリな目は虚へ……
助けを求めても
答えるのは悪魔の囁き……
『死』を簡単に提示してくる……
幼き日々が愛おしい……
今はただそう思うことしかできない……




