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毎日投稿2017 【詩集へ】  作者: 月野 光


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夏も終わる

ヒグラシが鳴き続ける……

もう夏の終わり


蒸し暑さと気だるさが

なんとなく気持ちを重くさせる


まあそれだけじゃないけど……


夏の終わり……


君ともまたしばらくお別れ……


伝えようと引き止めた僕

けれど君は首を振って

踵を返す


そして告げる


また 来年ね!


君の声高な声が響く……


それが僕には

どうしようもなく

辛いのである


君の見えない表情を想像してしまう……


微かに震える声……

毎年されたら流石に僕も気付く


いや寧ろ

今まで気付かなかった僕は

一体何を見ていたのだろう……


日がゆっくりと沈み

ヒグラシの鳴き声が止んだ


そして––––––


僕は君を抱きしめた


うん、また 来年……

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