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打ち上げ花火
振り解かれたこの手
微かに残る温もりを
必死に握り締める……
バンッと
花火は打ち上げられる……
地面に映し出された影は
ひとりぼっち……
天に上がった花は咲き
隣の花は枯れた
まるで空っぽになったように
ただ見上げる花
瞬きもせずに
カラカラになったこの瞳に
風が……
寒さが……
染みる……
溢れ出そうとする涙を
必死に堪えては
天を仰ぎ
そしてまた……
花火は打ち上げられる……
綺麗だな……
でも嫌いだな……
隣の花はもう枯れてしまったのだから……
振り解かれたこの手
微かに残る温もりを
必死に握り締める……
バンッと
花火は打ち上げられる……
地面に映し出された影は
ひとりぼっち……
天に上がった花は咲き
隣の花は枯れた
まるで空っぽになったように
ただ見上げる花
瞬きもせずに
カラカラになったこの瞳に
風が……
寒さが……
染みる……
溢れ出そうとする涙を
必死に堪えては
天を仰ぎ
そしてまた……
花火は打ち上げられる……
綺麗だな……
でも嫌いだな……
隣の花はもう枯れてしまったのだから……
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