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行方不明
空なんて別に気にしてもいなかった
夜空なんて見上げても特に何も感じなかった
あー綺麗だな
くらいにしか思ってなかった……
過ぎ去る季節も
私が息をしているこの世界も
まるで写真に収められたように
時間を止めた……
感じた風も
眺めた風景も
もうどこにもない……
私は真っ暗闇の道を歩く
光もない
温かさもない
何もかもが無くなった道……
隣に咲いていた花も次第に枯れ
私は一人残される……
温かさを求め
思い出を求めて
未来を夢見た……
そんな一輪の花はどこかへ行ってしまった
私にはもう……
何も見えない……
私の心臓は時間を止め
私の心は私の知らない世界へと旅立った……
あー私の心はどこなんだろう……
