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毎日投稿2017 【詩集へ】  作者: 月野 光


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砂時計

パラパラとガラス瓶の中で

登っては落ちて

登っては落ちて……


ただ私は眺める……

最後の一粒が落ちれば

また

ひっくり返す


そしてまた


あなたとの日々を思い出す


この砂時計のように

繰り返されて

終わることのないように

あなたが隣にいることに慣れてしまった……


私は砂時計を幾度となく

ひっくり返す……


あなたがいないから……

隣にいないから……


終わりのない砂時計

終わりのない悲しみ

終わりのない寂しさ


私はいつになれば

いつになれば

このどうしようもない

胸の痛みに慣れるのだろうか……


いつになれば

私はこの砂時計のように

慣れるのだろうか……

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