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キーホルダーになりたい……
寂しくないと言えば嘘になる……
けれど
あなたには会えなくて……
そんな毎日がどうしようもなく
寒くて……
苦しくて……
右手で握る
あなたからのプレゼント
最初で最後のプレゼント
キーホルダーのプレゼント
私は握り締める
どこかに付けるわけでもなく
ただ持ち歩く……
それだけでなぜか
あなたに会える……
そんな気がするから……
私はあなたの大事なキーホルダーになりたい……
そうすれば
きっとあなたは
私を探してくれるから……
そうすれば
もう一度会えるのだから……




