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不安で
僕は自信がなかった
君を幸せにできるか
君が求めていることに気付けるのか
君をずっと好きでいられるか
怖くて 怖くて
毎晩考えては眠れなくて
君のためはもしかしたら自分のため
なのではないか
自分勝手な考えではないのか
考えれば考える程
不安になって 怖くなって
自分が分からなくなって
自分を否定することで均衡を保ってきた
けれど君は 無邪気に笑いかける
「大好き」と
君のそんな顔はとても幸せそうだった
なのに僕は苦しかった
そんな君を見るのがつらかった
もし 僕が傷つけたら君はどうなるのだろうか
親しくなってからではもう遅い
その前に離れなきゃ 離れなきゃ……
そう想う度に君の笑顔がフラッシュバックする
僕は嘘をついた
君を嫌いになったと
そして 僕は寒く冷たい真夜中
思い出の公園で一人泣いた
大粒の涙は冬の寒さで凍り付き
地面に落ちると同時に静かに砕けた
そう……僕の心のように




