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毎日投稿2017 【詩集へ】  作者: 月野 光


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204/365

映し出される現実

君を最後に見たのはいつだろう……


ふと夜空を眺め

そう想う


静まり返った街

街灯の光だけが

ポツリポツリと


ぼんやり僕の影を

地面へと映し出す……


ただそれだけ……


こんなことすぐに慣れると

そう想っていた……


それなのに……


なぜこんなに胸が痛い……?

なぜこんなに

どうしようもなく悲しくなる……?



たかがそれだけじゃないか……


そう言い聞かせる自分がいる


でも……


言い聞かせれば

言い聞かせるほど


どんどん胸の痛みが増すばかり……


僕は耐えることをやめた……


いや

耐えられなくなった……


溢れた涙は

街灯の光で

まるで宝石のように落ちる……


君を失ってようやく……


気付いた……

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