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見返り
見返りなんていらない……
あなたがいればそれだけで……
私はそう言った……
けれどいつの間にか
見返りを求めていた……
求めすぎていた……
あなたがいないこの部屋……
真っ暗な部屋……
月明かりも入らない
明かりも灯さない……
あなたの温もりを手探りで探す
やがて また
あなたがいないことを
思い知らされる……
私は唇を噛み締めた……
零れ落ちる悲しみが
ポタポタと音を立てる……
あなたがいない……
生きていけない
あなたが
いないと……
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