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想えば尊きあの日々を……
突然の別れ
あぁ僕が悪い……
押し寄せる思い出の波に飲み込まれ
次第に涙は溢れ始める
瞼の裏に映る君の姿
夏の花火に彩られて
君の笑顔が弾ける
僕の嘘で涙を浮かべる君
悲しい花火が打ち上げられる
息苦しさともどかしさ
後悔が押し寄せる……
もう終わりにしたかった
終わりにしたくなかった
今でも信じられない
これまで見てきたあの笑顔
耳元で響く声
抱きしめた時の暖かさ
今ではもうここにはないから……
文字の羅列だけが残されたSNS
さよなら
の一言が重くのしかかる
あの日
あの時
もっと自分が強ければ
もっと素直になれていたら
もっと君を見てあげていれたら……
今想えば尊きあの日々……
僕は今日も胸の奥に抱えて
一人ぼっちの世界で
生きていくのだろう




