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毎日投稿2017 【詩集へ】  作者: 月野 光


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囁き

広がる夕空は遠すぎて

手を伸ばしても届きそうにない


君の手のように……


遠いんだ……

僕のせいで


別れたあの日から

ずっと囁かれ続け

ずっと自分を責め続けた


どうして僕は生きているのか

それさえもわからなくなって


誰からも必要とされなければ

僕に存在意味はない……


お前のせいだ

お前が悪い


ずっと責め立てられる


駅ですれ違う人々

道ですれ違う人々


夜眠りについては

君は夢に現れる


笑う君も

泣く君も


近付いては遠ざかる


届かない……


届かない君への想いは

今日も僕の中で囁き続ける


君に会いたい……

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