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雨のち晴れ
道草についた雫は
流れてこぼれ落ちる
水溜りに映る
私の姿
俯いた顔
表情は見えない
あなたの心のように
見えない
見えない
厚い雲の間から顔を出す太陽は
私たちを照らし出す
道草の雫も
足元の水溜りも
私自身も
あなたがいない今だけど
苦しいのはきっと今だけ……
時が経てば
この天気のように晴れるはず……
私にとっての光が
何かはわからない
けれど
いつまでもあなたを想っても
あなたは戻らない
知ってるから
気づいたのだから
何が光かわからなくても
見つければいいだけ
私はただ前を向いて歩いて行こう……




