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また……
夜道を一人歩く
誰もいない道路
点滅した信号
僕がここにいる理由
考えてもわからなくて
目に映る景色は色あせて
匂いもわからない
なぜここにいるのか
なぜここにいるのか……
問い詰めて
問い詰めて
自らの首を絞める
気のせい
仕方ない
しょうがない
どうしようもない
諦めたふりをして
終わらせる思考
溜め込んで
溜め込んで
溜め込んで
苦しくなるばかり……
胸も頭も締め付けられて
震える身体にも気付かなかった
そしてようやく
僕の想いは零れ落ちる
止まらない
止められない
溢れ出す涙は静かに地面へと落ちる
止むことを知らない雨のように……
今日だけ
今だけは
涙を流すことを許してほしい
君がいない現実を
受け入れなければいけないのだから……
また君に出会える
その日を僕は願う
そして僕はまた
君に恋をしたい……




