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暗闇に……
真っ暗闇の部屋で
ふと想う
大切な人
微かに差し込む月明かりも
薄い雲がかかれば
たちまち暗闇へと変わる
何も見えない
何もみたくない
知りたくない
聞きたくない
私は眠ることで逃げようとした
現実から……
真実から……
これは夢だと
悪い夢だと
そう想いたかった
隣にいないあなたの姿
あるはずのあなたの姿
この目に映らないあなたの姿……
枕に残るあなたの香り
まるでそこにあなたがいるように……
次第に溢れた想い
止めることもできず
流し続ける
これからどうしていけばいいのだろうか……




