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傍にいたい……
あなたの手に憧れて
あなたの手に触れたくて
あと10cm
あと10cm
たったそれだけの距離なのに
とてつもなく遠い気がする
あなたの横顔で
あなたの匂いで
私の鼓動は高まる
あなたの温かな雰囲気は
あなたの優しさのようで
近くにいるだけで安心できる
あなたの手に触れたい……
次第に積もり始めた想い
この気持ちを伝えてしまいたい……
その手に触れてしまいたい……
けれどあなたの近くにいると
どうしようもなくそれができない……
この時間が
この空間が
壊れてしまうことが怖いから……
だから私はいつもあなたの近くにいるだけ
気付かれなくても
ただ
あなたの傍にいたい……




