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毎日投稿2017 【詩集へ】  作者: 月野 光


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雨の日の恋

五月雨が僕に語り掛ける

春の終わりを告げて

夏の始まりを予兆させる


しとしと降り続ける雨に

なぜだか今日も想い馳せる


君と出会ったあの日も

こんな天気だった


傘を忘れた僕

傘を忘れた君

緑に囲まれた公園にある

屋根付きベンチで

僕たちは雨宿りをする


気まずさに耐えかねて声をかけた

ただそれだけだった……


ナンパみたいだなと

今の僕は鼻で笑う


でも 君はそんな僕に

煙たがることもなく普通に接してくれた


君の笑顔が

君の声が

今もまだ忘れられない……


これが恋……なのかな?


今日も君は僕の知らないどこかで

周りの人を幸せにしているのだろうか……


僕は雨が降る度に

このベンチで雨宿りをする

あの日の君にまた会うために……

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