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毎日投稿2017 【詩集へ】  作者: 月野 光


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離れたその手

繋いでいたはずの手は

いつの間にか離れていた……


いや

僕が離してしまったんだろう……


君の気持ちに気付かず

君の痛みに気付かず


僕にとっては大したことないこと


でも……


君にとっては大切なこと


ただ傍にいればよかった

ただ抱きしめてあげればよかった


たったそれだけのことなのに……


気付いたのは君の手が

僕の手から離れた時……


最後に繋いだ君の手

細く柔らかい君の手


僕の手に今も残る感覚

懐かしめば

懐かしむ程


胸が締め付けられる……


僕の手は今日も君の手を探す


あの日伝えられなかった

大切な想いを伝えるために……

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