表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
毎日投稿2017 【詩集へ】  作者: 月野 光


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

112/365

君のいなくなった夜

雲に隠れた月のように

君はどこかへ隠れてしまった


ポタッ ポタッ……

聞こえる

蛇口から零れる水の音が

重たい頭の中に響き


そして止んだ……



無造作に置かれた弁当の残骸が

異臭を放つ


一人の夜がこんなにも怖いとは

思いもしなかった……


君がいないだけで……


君がいないだけなのに……


僕の心は軋む


泣きたいのに

泣きそうなのに


涙は一向に降らない


好きの一言も

ありがとうの言葉も

最後のさよならも


君からもらった想いが胸を締め付ける


泣いてしまったら

その想いでいっぱいの胸が

空っぽになってしまいそう……


僕はそれが怖いのだろう……


恐怖に耐えながら今夜も眠るだろう……


たったひとりの寒い夜

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ