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毎日投稿2017 【詩集へ】  作者: 月野 光


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天気雨

埃っぽい匂いが漂う

雨でも降るのだろうか……


オレンジ色に輝く夕日は

僕の予想を馬鹿にする


ポツッ

地面に小さなシミができる

次第にそのシミが地面を犯してゆく


地面がシミで満ちた時

やっと雨だと気付いた僕がいる


夕日は今もなお輝いたまま


雨曝しになったガラクタに

僕の姿を重ねた


しかし

無数の雨粒はガラクタの周りで

キラキラと輝きを放つ


似た者同士な僕とガラクタは

似たものではなかった


動けぬガラクタ

動かない僕


これじゃどっちがガラクタかもわからない


情けない自分が水溜りに映る


あぁ やっぱりダメなんだな……


腹立たしいほどに夕日は輝いていた

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