職場体験1
平日の夕方。学校の授業も終わり、プログルブオンラインで遊ぶ生徒が多くなる時間帯。
「残念だったね」
「うん」
「でも、も楽しかったじゃない?」
テーブルを囲みながら三人の少女が溜息をついていた。
彼女たちの学校では最近、職場体験が実地されたのだが、彼女たちの第一希望である飲食店は人気があったために抽選となり、ハズレてしまった。
第二希望の職場も楽しかったのではあるのだが、飲食店での体験に心躍らせていた分ショックが大きかった。
「どうにもならないのは解ってたけど、ガッカリ」
「まぁね」
と、そこで一人が、あることに気付く。
「ここで職場体験させてもらえないかな」
そのセリフに二人は驚いた。喫茶店やすらぎで職場体験とは考えもしなかったので、すごいアイディアだと褒める。
「じゃぁ、店長さんに話を聞いてもらおうッ!」
「なるほど、職場体験ですか」
彼女たちの話を聞いたマナは、少し考えてから答えを出す。
「わかりました。職場体験を受けましょう」
その言葉に色めき立つ少女たち。そして体験の実地日は、来週の日曜日の午前十時から午後三時までと決まった。
「楽しみだね!」
「うん、昨日あんまり眠れなかったよ」
「迷惑かけないように頑張ろうね」
待ちに待った日曜日。緊張もあったが、自分たちがやってみたかった職業を体験できるとあって、ワクワクしながら三人は集合時間の十時より、二十分も前にやすらぎに集合していた。
「「「おはようございまぁす!!」」」
元気よく挨拶をしながら扉を開ける。
「あら、おはようございます。皆さん速いですね」
マナは、笑顔で少女たちを招き入れる。
「では早速ですが、このエプロンを付けてください」
三人に渡されたのは、それぞれ赤色・青色・黄色の花が咲いた可愛らしいエプロンだった。
その可愛いエプロンを身に着けて、彼女たちの職場体験が始まった。




