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第2話
ドンッ
バダッン
ある部屋の扉が荒々しく空いた
「全く、父上も母上もなんで俺を信用していないのか!!
誰がどこぞの貴族の娘と結婚なんかするか!!」
そう言っていると
「まぁまぁ、リーロ王子
少し落ち着いて下さい」
先ほど、王様と話していた男性が入ってきた
「これが落ち着いていられるか!ロー」
「王様も王女様も心配しておられるからこそのお言葉だと思われますよ」
「だか、お前ならわかるだろ?!
俺の性格を」
「それは、分かっておりますよ」
「なら!!」
「ですが、貴方様はこの国の後を継がなければならないのですよ
それだけは、気に止めておいて下さい」
「それは...分かっている」
「それならいいのです
さぁ、勉強の時間ですよ」
「....あぁ」
(いったい、何処に居るんだ....
俺の運命の人)