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その27

 ごめんごめんとちゃんと謝り、私は彼の気持ちに答えた。

 返事はもちろんOKよ。とりあえずは恋人同士。明日にでも、できたら今すぐにでも結婚式を挙げたいところだが、さすがに止められた。





「ふふ、ふふふ」


 今、私は椅子に座る彼のひざの上に座り、抱きついてくっついている。

 素晴らしい体勢だ、もう一生このままでもいいくらいだ。


「何かさ、急に素直というかさ、大胆になってないか?」


「うん、私もそう思う。でもね、今の私ってね、頭が止まりかけてるのよ、オーバーヒートってやつ? ちょっと凄い事が起こりすぎてさ、今、多分もの凄く恥ずかしいことしてると思うんだけどさ、気にならないのよね、何故か」


「それって、頭が冷えて我に返ったら、大変な事になるんじゃないか?」


「うんうん、なると思うよ。なるね、きっと」


「お前がいいならいいけどさ、ちょっと恥ずかしいんだよな」


「ちょっとですむんだ? 凄いね。 それともやっぱり私、胸小さいからかな? 一応くっつけてるんだけど」


「だから自分で言うなって! 言われないと気づかなっ、あっ、今のは違う!」


「むー、どうせ貧乳ですよー、ペチャパイですよー。あ、でもね? あなたが揉んで大きくすればいいのよ。育てる楽しみがあっていいんじゃない?」


「やめろー! やめてくれー! お前さっきから凄い事言いまくってるからな? 絶対後で爆発するからな?」


「え? 爆発? 襲われちゃうんだ私。いいけどね、優しくしてよね?」


「!? 理性が飛ぶ! やめて! 後、爆発するのはお前だよ!?」


「飛んじゃえ飛んじゃえ、理性なんて飛ばしちゃえー。そうね、爆発しましょ? 今夜は寝かさないわ……」


 ハートマークが出そうなセリフを言いつつ、彼の胸にスリスリと頬擦りする。最高!


「うう、絶対そうはならないと分かってるのに、少し期待してしまう自分が悲しい……」


「ふんふんふふーん♪ 大好きよー!」


「ご機嫌だな……ははっ。ああ、俺も大好きだ」


 彼も笑ってくれている。いいなこれ、幸せだなー










「面白可愛すぎるわこの子たち。後でどうなることやら、凄く楽しみなんですけど」


「ああ。しかし、夜になってまだこのままだったら、さすがに止めた方がいいのかね? さすがにあの子にはまだ早いと思うんだが……」


「いいんじゃない? 十六ならもう十分大人よ。避妊はさせるけどね。時期村長婦人がいきなり妊娠はまずいわ」


「うーむ。折角お父さんと呼ばれるようになったばかりだというのに、もう結婚か……」


「大丈夫よ。あの子たちなら、すぐに全部任せれるくらいになっちゃうわ。そのときは可愛い子、作りましょう?」


「君も、もう少し慎みをだね……」


「ふふ、ごめんなさい。あの子たちに当てられちゃったかしら?」










「そういえば、私ってさ、大丈夫なのかな?」


「うん? 何がだ?」


「私ってちょっと小さいよね、体」


「ああ、俺は気にしないから大丈夫だぞ? だが決してロリコンではない。好きになった娘が、ちょっと人より小さかっただけだ」


「むう。そうじゃなくてね? あなたのアレが入るのかな? ってね。私、ホントにちっちゃいよ? 初めては痛いって言うしさ、裂けちゃうんじゃないかな……。あ、ちゃんと生理は来てるから心配しないでね? 子供も作れるよ?」


「やめろーーーーー!!! 理性飛ぶってマジで!」


「飛ばそうとしてんのよ。言わせんな恥ずかしい」


「絶対恥ずかしがってないだろお前……。夜までそのままだったらマジで襲うからな……」


「うん! 襲って襲って。痛がっても、嫌がっても、最後までしてね? あ! 想像して大きくなった? ちょっとお尻に硬いモノがあた」


「言うな!! そういうのは気づいても言っちゃ駄目だよ!」


「子供は男の子と女の子一人ずつ欲しいな。あなたの愛次第でもっと増えちゃうかもだけど、私、頑張って産むからね? どんどん中に出していいのよ」


「なんて破壊力のあるセリフだ……、子供!? 気が早いよ! うう、ムッツリがオープンになるとここまで凄い事になるのか……」











「うーん、幸せ。恋人同士になれただけで、こんなに幸せになれちゃうんだ。まだ、結婚して、子供ができてって色々あるのにさ。もっと幸せになれるんだ、ちょっと怖いね」


「幸せが怖いか……、考えた事も無いな。幸せなら怖くないんじゃないのか?」


「そこは、俺が付いてるから大丈夫、とか言うところなんだけど……」


「はいはい。俺がいるから大丈夫だって。この先ずっとさ、ずっと一緒、一生一緒にいてやるさ」


「うん、ありがとう。愛してるわ、あなた」



 軽く、触れるだけのキス。座っててよかったね、私からでも出来たよ。ふふふ。



「うおおおおお……。我慢できるのか俺……。絶対出来ないよ……、襲っちゃうよ……」


「だから襲ってもいいって言ってるのに……。私から襲えばいいか……にやり」


「ああ、やばいよ、俺いきなり子持ちになるかもだよ……。愛してるからやめてくれ……」


「愛してるから、やめないのよっ」


「ヤンデレか? 実はヤンデレなのかお前!」


「あ、うん、そうかも。浮気はイコール死、だからね? あなたを殺して私も死ぬわー」


「可愛い笑顔なのに、言う事が怖いよ! 早くいつものお前に戻ってくれ!」
















 私はこの村で生きていく、今はまだ外には出ない。

 彼も一緒に生きてくれるって。もちろん死が二人を分かつまで、一生よ?


 ふふ、いいじゃない。こんな美少女とこの村で、この世界で暮らしていけるんだからさ。わたし美少女だよ? 大事な事なので二回言う。


 結婚は、多分すぐにする事になるかもね、楽しみ。

 エッチはもしかしたら、今日しちゃうかもしれない。ふふふ。

 子供は二人は欲しいな。産みたいな。




 ふふ、幸せよ! 幸せね!!


 そしてね? この先にある、さらなる幸せを掴むために。



「一緒に生きて行こうね、あ・な・た? ふふっ」


「ああ。一緒に生きていこうな? 俺の大切な、可愛い奥さん」





ラストバトル終了? ラスボスは私ちゃんでした。



今回分で一応の最終回、になります。

後おまけを数話投稿したら、このお話は終わりでしょうか。


ここまで一日一話更新、楽しかったです。

できましたら、評価感想等をもらえると、とても嬉しいです。



この日の夜何があったか、続きを読みたい方は、ワッフルワッフルと一言に……

いえ、なんでもありません。



それでは、もう少しだけ続く一日一話更新。

本当にもう少しだけ、お付き合いをお願いします。


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