俺の スリーピング・ビューティー
「眠れる森の美女」のフカシ話です
R15はお子様の夢を壊したくないから。
王宮で女の子が生まれた。
王は「祝福の魔法」を掛けさせるために国内の魔女を招待した。
しかし国勢調査の出来てなかったこの国では、魔女は13人いることを誰も知らなかった。
招待を受けた12人の魔女はやってきた。
王は魔女たちの魔法の見返りに、金銀の褒美を与え、美酒と美食でもてなした。
もてなしの宴に13番目の魔女が乱入して来た。
招待されなかったことの不満を言い、
「王女は15歳になると、紡ぎ車の錘が指に刺さって死ぬ」と呪を掛けた。
宴の会場は大混乱である、すぐさま対策会議が持たれた。
検討の結果「を防ぐ事はできないが、呪いの質を変えることはできる」
と言う事に成り12人の魔女総がかりで「死ぬ」を「100年間眠る」と言う
「呪の質を替える」ことが出来た。
15歳に成った王女は13番目の魔女の呪い通り、紡ぎ車の錘が指に刺さって眠ってしまう。
あわてた王は再び12人の魔女を呼び寄せ、対策会議を開くが、
「100年を50年に短縮する」魔法を掛けるのが精いっぱいだった。
50年が過ぎた。
近くの国の王子がこの国を訪れ、
「この城には美しい王女が眠っていると噂にに聞いた、謁見を賜りたい」と申し出た。
謁見の儀の最中、王女は目を覚まして王子を見そめた。
しかし謁見の儀を終えた王子はつれなくその場を立ち去ってしまう。
王宮を出た王子はつぶやいた。
「65歳の王女かよ、ばあちゃんと同い年じゃねえか!」
ボチボチ他のオチを考えないと(-_-;)