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マツリ  作者: ぱるしゃん
7/13

マツリイチニチメ

目が冷めると私は明島くんの家にいた。


そのまま寝てしまったようだ。


明島くんはもう、起きていた。


「おはよう」


「え?なんで、わたしここに…?」


「昨日、俺の家に来て、寝ちゃったんだよ。安心しろ、なんもしてないから」


私は急いで学校へ向かう。


なんせ今日は待ちに待った文化祭なのだから。


学校につくとひとつ、騒ぎがあった。


昨日の落書き事件対策のため今日は教員の何名か宿直していたらしい。


すると朝早くに誰かが学校にやってきて。


つかまえてみると



黒田先生だった。



そして、死んだ。


最もこれは噂で本当はどうなのかわからない。


こんなことがあっては生徒は文化祭どころでないと判断した学校が隠してるのかもしれないし、文化祭準備二日目に起きたチラシ落書き事件の犯人が黒田先生だったことから、こんな噂がたっているのかもしれない。



そんなことよりも文化祭だ。


文化祭の時間は9時から16時まで。


そのあとは中夜祭が今日はある。


とりあえず、まず、文化祭を楽しむ。


うちの喫茶店は大繁盛した。


文化祭にはいろいろなものがある。


軽音部のライブ、演劇部の舞台、空手部の演武。


ほんとに楽しかった。





この瞬間までは。


文化祭が終わって、ここから、ホームルームだ。


しかし、ここで問題が起きた。


アケミと柳澤くんがいない。


クラスは騒然とした。


影山先生が言う。


「とりあえず、みんな、落ち着け!とりあえず、みんなだけでホームルームやるぞ。それから、アケミと柳澤を探すぞ」


そして、HRが終わった。



私とキラリと明島くんと輝間くんで集まった。


「ねぇ。明島くん。重世界にアケミと柳澤くんいる?」


私は聞いた。


「見渡す限りはいないがここ最近の学校の変化からしてそこにいるだろうな」


「え?またあそこいくの?あたし、いやよ?」


キラリが言う。


「いや、まだはやいよ」


輝間くんがいう。


「てめー、何がはやいってんだよ!」


明島くんがキレた。


「これはあくまでも俺の勘にすぎない。が聞いてくれ。おそらく、アケミを誘拐したのは昨日、ヒカリが見たという女の霊だ。彼女は明島と同じ力を持っているという推測はアケミが女子トイレからあちらの世界へ行っていたことから判断できる。そして、強い想いは現実世界に大きな影響を与えることもわかってる。以上の点から彼女には強い想いがあってこのような行動をとっているとわかる。そして、むやみに成仏などしようとしたら、彼女は暴走し重世界に行った俺たちやアケミ、柳澤のことを成仏、消し去るかもしれないだろ」


「じゃ、どーすんだよ」


明島くんはまだおこってる


「まず、相手が誰なのかをつきとめ何を強く思ってるのか知る必要があるね」


「探偵みたいね」


キラリが言う。


「キラリちゃん!そんな楽しそうに言うことじゃないでしょ」


「そうじゃないのよ。私の家系は、ここだけの話だけどね」


小声になった。


「探偵なの」


「なんだよそれ」


明島くんがいう。


「ごめんね、いままで隠してて。あなたたちのことも全部調べてあるの」


そう言ってそれぞれ個人に紙をわたされた。


そこには個人情報が載っていた。


スリーサイズ、隠し事まで。


「つまり、力を貸してくれるってことか」


「うん!」



夜になってもアケミは見つからなかった。


生徒の混乱を防ぐために予定通り中夜祭は行われた。

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