イチニチメ
今日は待ちに待った文化祭だ。
うちの学校では1週間前から準備に集中して2日間の文化祭がまっている。
文化祭は高校生にとって最大のイベントだ。
生徒はみな、それぞれの負の感情を忘れて楽しく過ごしている。
そんな文化祭で私に負の感情が襲ってきた。
憎しみ、悲しみ、苦しみ、恨み
私はそれらによって最悪の文化祭を過ごした。
とりあえず、準備に、とりかかったところから話を始めたいと思う。
私の名前はヒカリ。
明正学園高校に通う二年生!
で、このショートカットの女の子がアケミ!
私たちは明正学園にはいってから、知りあった友達なの。
今日からは文化祭の準備期間なんだ!
私たちのクラスは喫茶店をやることに決まったんだ!
担任の影山は私たちに仕切りを全部任せてるの!
これが、生徒主体ってやつなのかな?
で、できた企画がメイド&ヲタク喫茶!
女子(と男子のイケメン)はメイド服!のこりはヲタクみたいな格好をして喫茶店やるの
結構イケてるでしょ?
ちなみに、これを提案したのは柳澤くんっていうクラスのムードメーカーなんだ!あんまり、イケメンじゃないけどメイド服着ることになったの笑
ここからが、準備本番!
男子は喫茶店に必要な椅子と机をから校庭でもらってきて
女子は教室のかざりつけ!
かざりつけっていっても買ってきたやつを教室に張るだけだから
なんの苦労もないけどね
そして、教室のかざりつけが終わった。
机を運んでくるはずの男子たちはまだ、こない。
何をやってるのかと、校庭をみると
校庭はざわざわしていた
「男子ー!どーしたのー??」
私は声をかけた
すると
同じクラスの男子の明島くんが答えたくれた。
「女子トイレがつまってて大洪水で、滑ると危ないからって先生が通してくれないんだ!」
「え?いま、見に行く!ねぇ、アケミ、いこ!」
わたしはアケミをつれて1Fの女子トイレに向かった。
1Fの廊下は水浸しになっていた。
1Fの女子トイレには影山先生と養護のアンナ先生がいた。
女子トイレは水浸しになっていて
ひとつの個室から噴水のように水があふれでていた。
「君たち!ここに来てはいけない!はやく、文化祭の準備にとりかかりなさい!」
「ここは、私たちに任せて!」
影山先生とアンナ先生が言うことにいつも間違えはなかった。
私たちはとりあえず、教室に戻った。
校庭に向かって再び声をかける
「あけじまくん!いま、先生たちが直してくれてるから、先に衣装見てきてくれない?近くの商店街にコスプレ屋さんがあるから、そこに人数分発注してもらってきて!」
「わかった!じゃ、柳澤、キミが言ってくれ。僕は椅子と机が誰にも盗られないように見張っているよ、念のためにね。」
「おう!まかせとけ!」
そして、夕方になってようやく、トイレがなおったようだ。
机と椅子は無事教室についた。
「今日はこのへんで帰れ。疲れを溜めないことが大切だ」
影山先生はそういったので私たちは帰ることにした。