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弾! 打! 触……。

あの神は啓示(いっ)た。

罰し赦される罪になど誤っていない。


願望の完遂。(おの)が在る威光を証明せよ。


――〝迷うべからず〟。


顕現せし賢人の今や冴え渡ったその眼で視える。この世界に於ける生命の根源。命の元となる水によって湛えられし原初の海。


来訪を経てきた異世界でも、大海をあらゆる生き物の母だと象徴する文明は多かった。とは言っても在りし日に賢人が訪れた世の海は魔力に富み、その濃度に順応した生態系が構築されてあった。


大渦を引き起こし海底に船の墓場を造る蛇竜を現地のニンゲンと退治したこともあれば、人の姿に擬態し愛の唄を囁く美しい悪魔の魚なんかも見た。


そんな世界で、鋼の戦艦も仮の魂を宿すような爆雷を有さない文明社会は、魔法で厄災を退ける。自然に干渉する竜を始めとする怪物、魔力の塊である海そのものに信仰を捧げていた。


魔法が扱えない万人によって文明が成り立っているこの世界では、怪物は神話上の存在としかされていない。

実在の、あるいは実在を仄めかす人物の伝説を後世、文化が生まれ変わろうと長く知らしめるための装置と呼ぶ賢人も中にはいた。


とにかくこの世界は、他と比べ極端に魔力が薄い。あるいは久遠に等しい過去には神話も実在できるほど濃かったけれど、枯渇に伴い絶滅したのかもしれない。


ないに等しい。

だが。0.1は0ではない。


少ない素量を元糧に多くの魔力を増やす方法を模索した。成果は確実と表れ、人造魔獣の性能は実に目まぐるしいものであった。


研究に失速が現れつつあったのを、プレェクラフトは他の賢人(オーバーズ)に認めさせたくなかった。


限られた素材での魔獣の生成。およそ解読不可能な理論を確立し、どこまでも完璧な肉体の完成に近付いていた。だが何度も一線を越えるごとに、目指した理想から遠のいているようだった。


抱いた憧れ。目指した理想。


現実で叶えることのできるのはその劣化版。沈まれば一瞬で藻屑と消える。


望み願った身体が、ようやく手に入った。遠回った。行き詰まりもした。しかし理想は絵空事などではなく、空想でもなく。実現可能な理論だった。


正されたのは自分ではなく世界の方、だが最も喜ぶべきプレェクラフトの感情は凪いでしまっている。


世を覆う深き大海もましてや巨竜を産んだ神話の水母とて、光輝くこの神の身で覚える卑小さ。まさに憐れまれるに値する。


踏み均した水面の内に生命(いのち)を感じた。威光に当てられ逃げることも隠れることもせず、(かしず)くように自らの末が決まる瞬間を待っていた。


そこに在るだけで、勝手に崇め畏れられ、命を差し出してこられても。


老いるべきだった魂は永劫に固定され、死を剋した。そして超然と至れば、案外、退屈ばかりが実感するのかもしれない。


「こんなものか、こんなものが」


魔に屈してまで。

彼の魔女が到達したかった不老不死とは。


水平と地平の境に生命が群がっているのをプレェクラフトは視た。かつては羨望の対象だった存在に対し今では失笑が最大限の感情となった神の身体も、あそこの一切合切をすっきりしてしまえば、戦々恐々と震えてくるのだろうか。


同胞の血を飲み干した喉が、それで悲鳴を上げるとは今一つ自信が湧いてこないが。


「……あれは……」


神の広い眼に入るから。前をただ退屈そうに見据えていたプレェクラフトは、背負う後光を捨て置く速度で海を滑走した。


この世にはあるまじき強大な魔力を持つ何者かの存在は判っていた。由来は異なるが、自に近しい経緯で生まれた、言ってみれば近縁種。それと比べれば。


まさに神々しい存在を発する神を前に動くことのできない魂の群れにありながら。


全てが視えるはずの目がその一点から離れない。もう動かす必要のない足が勝手に。


「これでは、私がまるで!?」


後ろに流れる金の輝きに魔力は一切なかった。だが神を差し置きニンゲン一人と水の中で戯れるのが楽しいと全身に表れている。


プレェクラフトはついに口まで開いてしまった。


海の向こうで馬鹿馬鹿しいようにはしゃいでいる彼女こそ、ただのニンゲンだというのに。


***


剛がなにか悩み事を抱えているのは知っている。こちらが揶揄ったら見せてくる突発的な感情。それらが積もりに積もっているのとは、あれはそういう悩みじゃないことも。


どの道、原因は。この手の話題が頭を過るとメテボンニクニの鼻は膨らみ苦笑の端を発してしまう。


あの手の感情を汲んでやるには、自らに課された種族から離れた時があまりにも長過ぎる。それでも、側らにああいった顔があれば無意識に読み取ってしまうのだ。


側にいてやれ。よもやあの魔王の口から言葉が飛び出すとは。

自分の傘下にあるかつての同胞。渡り歩いてきた世界で、自分と同じ魔王の資質を具えた者を口説く以外、()の口は喰らうことしかない。


言わずもがな剛は、魔王の輩でもないし、魔王の素質など皆無である。


だというのに。まるでニンゲン臭い心根の露われは、あの可憐であり弱弱しくもある外見に影響されているのももちろんあるだろうが。


絶対。唯一無二。超常。そして魔王。


今のあの小さな身体では、遠い日の呼び名にふり返ることはない。幼女のマオ。ただのマオ。ニンゲンのマオ。気迫もなければ品の欠片もない名のみに応える。


この宇宙で最も脆弱な種に敗れ、矮小な存在に墜とされた。同胞とも離散し、再会したかと喜べば裏切りに遭った。


そんな羽目に見舞われてもマオは荒まなかった。なるほどマオの脆弱な身と心の傍にある人間関係は彼女自身にとっても、優しくもあり、困難を前に力になったのかもしれない。


かつて仕えた主人がニンゲンに囲まれても平穏に暮せていることは嬉しく思う。その裏で、メテボンニクニはマオを羨んだ。


力を失おうと、マオの魂は魔王のままである事実に変わりはない。人の身と魔王の魂で接することができるから、ニンゲンともアガレスのような異種族とも、関係を築ける。


だが、メテボンニクニと剛は、マオ達ほど深い関係を持てない。


人同士の距離感はむずかしい。なにかに悩んでいると直感で気づいても懐に入り込むには、きっかけとなる話題がないと。


とはいえ本人が騒がしくいるのに見て見ぬふりなんて無責任が果たせないのもまた、集団生活をする人特有の本能というものだ。


なにやら剛も、厄介ごとに巻き込まれているみたいだったし。




「ざっぶ~~~んッ!!」


パラソルの陰に縮こまっていた剛をメテボンニクニは連れ出す。出向かった先に丁度いい波が来たため、腕を引いたまま投げ飛ばした。


「……な゛ん゛で……!?」

「ヲタク君が海でヤンキーカップルに因縁つけられてたから、ギャルが水差してやろうと思っただけよー!」


くるぶしを潮騒につけ『やだわぁ』と隠した口で照れながら言ったメテボンニクニに、剛は辛味たっぷりの咳を噴かせた。


「水゛差゛ずっで……これ」


波に掻き回され泡立っていた海水が衝突した時は顔面が削られたかと思った。


鼻の孔の毛穴一つ残らずまで塩水に焼かれた痛みに、鳩みたいに首を振って海水を吐き出そうとした剛にアガレスが声を掛けた。


「これでも使って水を拭いてください」

「あ…………どうも」


いえ。そう二コリと微笑む顔のまま。


「貴様の咳の(つばき)がマオ様にかかったら、うっかりと、数千年はこの一帯を草木も生えない死の領域に変えかねないので」

「お気遣い、ありがとうございます。治まったので、もう大丈夫です」


痛みを耐えてキリっと締めた身体を立たせた。


剛に貸した拭き物はその辺に流れ着き、足の側で漂っていた海藻だったため、返されるとアガレスは速攻で捨てた。


「うちの者共がすまん、本当にスマン! ……お? おっ、おぅほぉおおおおお!?」


メテボンニクニ達二人を追いかけ波打ち際に出たマオの足を波が攫ってゆく。新品のビーチサンダルが脱げるくらい大きな引き潮で、足に力を入れなければ危なかった。


素足。ゴム草履。二つの境を砂が流れる。微細な粒子と柔らかい波に、浸した皮膚のくすぐられる感触。


初めて。なのに、打ち震えねばと身体が反応するのは何故なのか。


「まっマオ様どうなって――あ、足が!?」


その脅かされたというには前向きな感嘆も(そそのか)してくるらしい声と共にアガレスは横からマオにもたれた。波を踏む音が数歩分聞こえたからどうやら、波に足が持っていかれる感覚はマオ以上に鋭敏に反応した。


「なんというか。ゾクゾクってきたな」


苦笑するマオの体格に身長を合わせ腕に捕まりこくこくと頷いた間にも波は続々と押し寄せ、潮が引く度にアガレスは幼女の腕を絞めつけた。力加減で折れないよう注意する程度は冷静でいるが、やはりまだ怖いみたいだ。


「サクラ、スモモ……ちょっと来て、手を貸してはくれまいか」


その言葉を待っていたと言わんばかりに、駆け寄った二人はアガレスの両側を支えるように波打ち際に並んだ。


波の音の中で少しずつ、少しずつアガレスは初めての感覚に慣れていく。強張っていた顔の緊張が消える様子に手を取った二人の表情も満足げで。


「あの、マオ様。(わたくし)、小さい子ではありません」

「おやおや、子ども扱いされるのは嫌なのか?」

「……ちょっとだけ」


背後から撫でられた頭を整えるアガレスに、三人ともやれやれと顔を見合わせた。その三人の中で肩を竦めたのはマオだけだった。


種族が同じであれば、アガレスはスモモ達よりずっと幼い。初めての光景に足を踏み入れた、それに最初に覚えるのが恐怖であることはどこも不思議なことではいのだ。


アガレスもアガレスで、甘えてもいいといつまでも想ってくれるのが魔王(マオ)で、嬉しかった。


「? そういや、メテボンニクニの奴は」


辺りを見渡してもその姿はないとマオが思った途端。


「にげろー!!!」


遠くで剛が手を振るのが見えた直後にマオは謎の力に下半身から海に引き摺り込まれた。


「海では一瞬の油断が命取りになるのさ! 魔王(マオ)さまともあろうお方が、足下がお留守だぜ!?」


引き揚げたメテボンニクニはマオの足を脇と腕で固定。わけも判らず悲鳴を上げる身体を自らを軸にぐるぐるぐると廻した。


幼女を回して回して、ぶん回し。


遠心力で十分に水分が飛んだのを確認。これならば。


「とんでけよー」

「え――あぁああああああ!!?」


ギャルから放れた幼女はまさにブーメランと風切りの音を響かせ、若干三メートルの飛距離の先の海面に悲鳴を着水させた。


「マオ様のお身体があんなに遠くとんで――」


助けに向かおうとした三人。

慌てふためく顔に、塩水が打たれた。呆然としていると。


「油断は大敵と言ったはずだぜお嬢さん方……追加の隙あり!」

「つめたッ!? ――やりましたわね。貴様らも援護なさい!」


アガレスが不敵に嗤う実に憎々しいメテボンニクニの顔に水を浴びせた。


「マオの(かたき)だー!」

「え……えぃ……!」


サクラとスモモもアガレスに加勢した。


水の掛け合いの応酬。


圧倒されるどころか、メテボンニクニは三人を圧し返す勢いで、アガレス達は反撃する手を打つ隙も探せなかった。


スモモ、サクラの順に撃沈。アガレストメテボンニクニの一騎打ちに勝敗は持ち越された。


「潔くさっさと降参しなさい、ニンゲン風情が!」

「それは余裕の笑いかな? だったらウチもまだまだやれるよこの通り!」

「品のない笑みだこと!」


無邪気な顔で侮蔑を浴びせ合うアガレスとメテボンニクニ。


そんな二人の間に割って入るように、目を回したマオが波に乗って漂着した。


「あ……マオ様」


思い出したように言うアガレス。


「よく沈まなかったね。やっぱ幼女の身体って軽いのかな?」


はち切れそうな頬を覗き込んできた二人にマオは見せ付けてやった。いっそのこと水平線の彼方まで流されてやろうかと波に身を任せたが、波は楽しそうにはしゃぐ二人の元までマオを帰した。


声を聞いたおかげで沈まなかった。


「……おい」

「余を忘れて遊ぶとは、メテボンニクニはともかく貴様まで!?」

「ちょっと」

「も、申し訳ありません!」

「あのー、もしもし?」

「助けを必要としている奴を無視するなんて、最低な行為だぞ。反省しなさい!」


幼女が良識な主張を示し少女を叱る。少女といえどもその気配はニンゲンではない。


今はそんなのどうでもいい。もう我慢ならなかった。


「そう思うなら、お前ひとりくらいはせめてこっちに気付いてよ!?」


いや気付いていたよ?

轟々にも匹敵する非難にメテボンニクニは肩を竦めてみせる。


「そもそも一回、そっちと目が合ったし。そのうえでさ」


相手してはならない人種だと直感的に判断したためだった。


「不敬な態度は一度のみ不問としよう。なにしろ我はこの通り、慈悲深き神……そう『神』なのだから!」


二度も明言することで気分がより高揚した()()神様の威光は一層の輝きを一同に放った。この発光現象がメテボンニクニには非常に鬱陶しかった。


顎に蓄えた白髭に長髪。見た目のインパクトだけでうだってきそうなのに、老人はリアルに光り輝く身体をよほど誇示したいようで見せびらかしてくる。


「我が神聖に至ったこの身に見()れるがよい。そして己の無力さに打ちひしがれ、絶望し生まれてきたことを悔いるのだ」


ばっと両手を掲げる。身体全体では飽きずファッションセンスも褒め千切れってみよと言わんばかりに。


白の一枚布を巻き付けたような。この世界にもこれと様相の似た服が。それは確か俗に『トガ』と名が付いている服装で、古い時代、この海の向こうで栄えたという帝国で着られた。


この世界では下着にもう一枚着る。メテボンニクニの蒐集した知識にはそうあった。


「おい。我は見惚れろと命じた。何故(なにゆえ)、貴様はその命に背く?」

「ああ見惚れる、見惚れるから一旦、その丸見えになった脇下げて」


集めたマオ、サクラ、スモモの眼差しを手で遮ってメテボンニクニは言った。


神でも、脇裏を露出させる老人を幼女共の目に焼き付けさせてはならない。水着で解放的になるまでが許され、斬新な身の(あら)われは変態行為として通報するのが海のルール、大人としてのルールだった。


しかしこの老人、周辺のニンゲンを遠くに追いやって海岸を殺風景なものに変えてしまった。


とりわけ、辺り一帯の魔力の乱れがアガレスには気に食わなかった。身体が漏れる微細な魔力が光に向かって吸われ続け、魔力を吸収した光はさらに強い輝きを増す。


「異世界に縁近しいモノ。またもやマオ様を狙って」


シエルを拘束しマオの肉体を封印するだけでは不安要素を消せなかったあの役人が、ついに強行手段に出た。


よりにもよって、こんな血生臭い下郎を。


魔力の光からも、男の吐く息からも臓腑と血の腐り果てた酷い臭気。体内から漏れるのが仮に神気と呼ぶべきなら、力の糧に喰らった命で塚が築けるだろう。


「メテボンニクニ、マオ様をこちらに」

「――おお、やはりその姿! 神たる我の目に狂いはなかった。貴様がメテボンニクニだな」

「うち? 魔王(マオ)さまを狙った刺客じゃなく」


不意打ちで指差され声の裏返るメテボンニクニに。


「小手調べだ! 貴様を超えし我の力を示す実験台になってもらうぞ!」


高度を上げた老人の掌からメテボンニクニに掛け、一条の光線が突き放たれる。


「ぶわっ!? 鬼ヤバ!? ちょっと初対面でいきなり光線打つとか大人げなさすぎ! てゆーか当たったりなんかしたらマヂ激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリーム……ぎゃあああああああ!!!」

「我の知らぬ魔法の新語か!? 神には効かぬ効かぬ! さあ、もっと踊れ――!」


魔力の弾幕射撃。時に飛び、あるいは転がり、ステップを踏んでメテボンニクニは華麗とは言いがたい除けを披露した。


「なんだなんだ! メテボンニクニ!?」


目を開けたマオは惨状に一番に声を上げ、サクラ、スモモ、剛も続いて驚愕の意を表情に浮かべた。


「なんで魔王(マオ)さまやゴーっちには防御魔法張って、ウチはなし!?」

「アレは貴方にあって、マオ様には用がないようですし。放れてください」


魔力の壁を叩くメテボンニクニに向こうに行くよう顎で指示するアガレス。すっかり目も冷め切っていた。


「どうしたどうした。大賢者ともあろう貴様が。まあいい……貴様が斃れた後はその悪魔でも相手し、そこな蛆虫共を神誕生の生き証人にしようぞ!」


舞い上がる灰燼に、笑みが爆ぜた。


「――(うじ)虫? ……誰が?」


防御魔法を解除し、その後固めた手を。


アガレスは高見から調子に乗る老人の顔にめり込ませた。


「その身は魔力を吸うのでしょう? 遠慮せず喰らいなさい」

「へぶッ。あべ……やめってあぎゃ」


殴られている間も、プレェクラフトの神たる身体は魔力を吸い続けた。拳に乗った禍々しい魔力を。


だが百発殴っても、翼をはためかすこの悪魔から魔力は絶えない。


(無尽蔵、規格外……(カミ)同種(おなじ)――!?)


「百八発。これで発言については不問にしましょう。これは、マオ様の遊び場を荒らした罪の分です」


腰の黒翼を捻り、廻し蹴りは老人の顔に見事にヒットした。


「ゴーっち。どこか怪我してない?」


剛の傷を改めるメテボンニクニ。アガレスの防壁の中にいたから大丈夫だと思うが、念のため。


メテボンニクニの切羽詰まった表情。

少年の顔も赤らいでいる。


二人の関係を察したプレェクラフトは元来た海に反される直前だった。メテボンニクニが相手ではないが敗北は決した。


だが、どうしてもこの目で見ておきたかった。


「――貰っていくぞ!」

「ゴーっち!?」

「うわぁあああああああ!!」


プレェクラフトは剛をメテボンニクニから掠め取った。


吹き飛ばされる老人の背の光は消え、代わりに。


触手のような紫の筋が生えそれが剛に巻き付いているように、アガレスの目には見えた。

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