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女神様のナイト!  作者: ラムネジュース
1/1

誕生!女神の騎士

誤字脱字があるかもしれません。申し訳ございません。

1

「馬鹿らしい」そう呟かずにはいられなかった。

なぜ人間は都合のいい時だけ神様に祈るのだろうか。

例えば、野球の試合でホームランを打てば勝てるという場面。そんな時は誰しもが神に祈るだろう。それでホームランが打てれば申し分無しなのだが、仮に打てなかった場合神様は嘘つきと思うかもしれない。神様は非常に悲しい存在なのかもしれない。



2

今日はオレが最近楽しみにしている漫画の最新刊の発売日だった。心を踊らせながら着替えを済ませ、外に出ようとした時だった。「ピンポーン」とチャイムの音がなった。「んだよ、こんな時に。早く買って読みたいのに」オレは深いため息をつきながらモニターに向かった。そのモニターを見て唖然とした。そこに居たのは小さな女の子だったのだ。「女の子?うちになにか用があるのか?」小さな女の子を無視できるような強心臓の持ち主でもない。仕方がなく出ることにした。ガチャりとドアを開けその子を見る。「どうかしたのかな?うちに用があるの?」優しく声をかけてみた。が、反応はない。さすがに怖いのかもう少し柔らかく尋ねてみた。「お母さんと離れたのかな?」それでも女の子は無言を貫く。こちらとしてはこれから用事たいしたことではないがあるのにこのままでは困る。すると女の子は急にこんなことを口にした。「あなたは赤木翔さんですよね?女神様がお呼びです。私と共に天界へ来てください」

「はい?女神様?天界?何言っんのか分からないが暑さで頭でもやられてんのか?」夏といっても真夏の8月、さすがに頭がおかしくなるのも無理はない。

「失礼な!!私は女神アレンティア様に仕えるものです!ここで立ち話しててもキリがありません、ちょっと来てもらいますよ!」そう言うと半ば強引に俺の手を掴み何かを唱え始めた。「ちょっとま...」そんなオレの言葉は凄まじい轟音と共に消し去られた。



3

目を開けるとそこには信じられない光景が広がっていた。まるでひとつの国のような光景だったのだ。近くに川が流れ、店などが立ち並んでいた。「いつまでボーとしているんですか。早く行きますよ」そう言うと手を差し伸べてきた。その手を掴みながら少女に尋ねた。「いたた、ここはどこなんだよ」

「ここは女神アレンティア様が作り上げた国、アスフォードです。様々な種族の方々が暮らしています。」

「さっきから言っているアレンティアって誰なんだよ」「様をつけなさい!アレンティア様は喜びを司る女神様なのです。」「喜びを司る女神か。あんまりピンとこないな。」「でしょうね。なので今から実際に見てもらいます」そう言うとまたもやオレの手を掴み何かを唱え始めた。すると一瞬で目の前に大きな城がでてきた。「こりゃ、すげーや」白をベースとした華やかな城でまるでおとぎ話の世界のような城だった。「アレンティア様がお待ちです。行きましょう」オレはそんな小さな女の子の後ろを静かについて行くことにした。

4

俺は女の子についていきながら疑問に思ったことを口にする。「そういえばお前の名前はなんだ?俺の名前を知っているんだからオレにも知る権利はあるよな?」

「はぁ、私はアレンティア様に仕えるルーシャと言います。これからルーシャと呼んでください」「んじゃ、聞くがオレはなぜここに連れてこられた?」「質問が多いですね。その疑問は今から分かりますよ」そう言うと大きい扉の前に来た。明らかに今までとは違う雰囲気に思わず息を呑む。「失礼します。アレンティア様。赤木翔さんを連れてまいりました」そう扉の前で言うと扉が大きな音を立てながら開いた。

そこに居たのは白い髪に大きな瞳の綺麗な女性が座っていた。「ほら、あなたもひざまづきなさい」オレはその美しさに思わず見とれてしまっていたらしい。オレも急いでひざまづく。するとアレンティアからは思いもよらない言葉が出てくる。「ルーシャちゃーん!

よく無事に戻ってきたわ〜えらい!」ルーシャの頬をスリスリしながらアレンティアは言ってきた。「あなたが赤木翔くん?よろしくねぇ〜」とんでもなく可愛い笑顔で言ってきた。「え、あ、はい...」オレの想像と全然違っていた。もっと固く怖いと思っていたのに、なんて女神らしくない(良い意味で)人なんだ。「ルーシャちゃんはもういいわ、お外で遊んでいらっしゃい〜」「はい、では失礼します」そんなことを言ってルーシャは出ていってしまった。それから少ししたとき、

アレンティアから笑顔が消え急に真剣な表情でこう言ってきた。「あなたにこの国を救ってもらうために呼んだのよ」と。



感想、誤字脱字の指摘などがありましたらコメントで教えていただきたいです。おねがいします。

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