君は誰にもあげないよ! だって君は僕のモノでしょ?
___僕は、子供の頃から“独占欲が強いんだ!”
一度、“ソレ”が欲しいと思うと、、、?
どんな事があっても手に入れる。
だって! 僕が“ソレ”を欲しいと思った時は、既に僕のモノだから!
___だからね! 誰にもあげないんだ!
・・・どんなに時間がかかっても、どんなにお金がかかっても!
“ソレ”は、必ず僕のモノになる!!!
*
___“ソレ”は、何でもそうなんだよ。
物でも、お金でも、人でもね!
僕が欲しいと思ったモノは全部だ、、、!!!
___よく、人の心はお金で買えないと言うけど?
僕は、お金だけで解決したい訳じゃない、、、!
強引でも何でも、手段は選ばず僕のモノになるんだよ。
___こうして、君を僕は“みーつけた!”
もう、君は僕のモノ。
誰かになんか、絶対にあげないよ!
___だって! 君は僕にとって、“ソレ”と一緒だから。
必ず! 君を僕のモノにして見せる!!!
▽
僕の名前は、『吉川 魔裟斗』25歳、コンピューター関係の仕事を
しているんだ。
彼女の名前は、『石野 茉那』23歳、彼女も僕と同じ会社で働いて
いるんだよ。
___彼女はね?
高校生から付き合っている彼がいるんだって。
___高校を卒業して、直ぐにその彼と同棲をはじめたらしい。
・・・籍は入れてないけど?
ほとんど、その彼とは“夫婦のような関係”だと彼女が言っていたよ。
将来は、籍も入れて結婚式も挙げてみんなに祝福されて二人の
子供を持って、一軒家で幸せに暮らしたいんだって。
___でも、それには?
お互いの稼ぎが少なすぎるからと言ってまだ籍を入れてないとか。
僕にとっては、ラッキーだったけどね!
籍が入っていない方が、彼女を奪いやすいから。
そんな男になんか! 彼女をあげないんだ!
___僕だけのモノに君はなるからね!
*
___ある時、僕は彼女に仕事の事で相談に乗ってほしいと
お願いして、飲みに誘ったんだ。
・・・普通なら、彼氏もいるし!
断られるところだけど、僕は前もって準備をしてきたからすんなりと
彼女が、“OK”を出してくれたんだよ。
___“信頼”は大事だよね。
『今日は、ごめんね! 彼氏がいるのに、飲みになんか誘って!』
『___別に、魔裟斗君ならいいよ! 私の彼氏も怒んないよ!』
『・・・そうなの?』
『うん! 家でね、魔裟斗君の話を彼氏にもするんだよ! だから
大丈夫だって! 心配しないで。』
『___それなら、いいんだけど? 彼氏に茉那ちゃんが怒られちゃう
じゃないかと心配でさ~』
『___魔裟斗君って! 優しいよねぇ~なんで? 彼女作んないの?』
『・・・そういう女性と出会ってないからかな?』
『ふーん! 絶対に魔裟斗君と付き合う彼女って、幸せだと思うよ。』
『そんな事ないよ~茉那ちゃん! 僕を褒め過ぎじゃない?』
『___だって! 本当だし!』
『・・・ありがとう!』
『___うん。』
▼
___この後、彼女にお酒をジャンジャン飲ませて僕のお家に彼女を
連れて帰ったんだ。
・・・僕と同じベットに寝かせて、彼女が熱いというから?
彼女の服も脱がせて、体を絡ませながら一緒に寝たんだよ。
___当然だけど?
彼女が、朝起きると、、、?
彼女は、びっくりした顔で僕を見ていたよ。
『___嘘でしょ!? 魔裟斗君、私たち、したの?』
『あぁ、したよ。なに、ビックリしてるの茉那ちゃん?』
『___なんで、こんな事に、、、!?』
『君が家に帰りたくないというから、僕の家に連れて来たんだよ!
そのうち、服を脱ぎだして、その後は、ねえ?』
『・・・そんなの嘘よ! 私は彼としかしないから!』
『___まあまあ、直ぐに信じられないのは分かるけど、、、?
そんな風に、現実を受け止められないのも困るよね?』
『・・・魔裟斗君、これが狙いだったとか、言わないよね?』
『___人聞きが悪いな~僕がそんな男に見える?』
『・・・・・・』
『疑いたくなる気持ちは分かるけど? これが現実だよ! 僕たちは
友達の一線を越えたんだよ! 彼氏とはどうするの?』
『・・・この事は、これで終わりにして! どうせ、私の事も遊びで
ココに連れて来たんでしょ? じゃあ、いいじゃない一夜限りで!』
『・・・そんな言い方してほしくないな~茉那ちゃん! 僕は君の事を
真剣に考えているよ! 彼氏とは、別れてくれないか?』
『___魔裟斗君、頭おかしくなっちゃったの? 私たちはそんな関係
じゃないよね? ただの遊びなんでしょ?』
『___取りあえずは、家に帰ってよく考えるといいよ。今の茉那ちゃん
と話をしても、平行線のままみたいだしね!』
『・・・・・・』
*
___彼女は、服を着て彼の待つ、家に帰っていったよ。
家に戻って、彼女が彼氏とどんな話しをしたのか? 分からないけど。
必ず! 彼女を僕のモノにしてみせるよ。
僕は、手段を選ばないからね!
彼女が、彼に本当の事を言わないなら僕が彼に言うだけだよ。
▽
___数か月後。
僕の思った通り! 彼女は彼氏と別れて僕のモノになったよ。
・・・それにね?
僕と彼女は、直ぐ同棲もはじめたんだ、、、!
やっぱり、僕が望めば必ず! 僕の欲しいモノは僕のモノになる!!!
___ずっと、彼女は僕のモノだ!
【誰にも、あーげない!】
最後までお読みいただきありがとうございます。