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君は誰にもあげないよ! だって君は僕のモノでしょ?

作者: 七瀬




___僕は、子供の頃から“独占欲が強いんだ!”

一度、“ソレ”が欲しいと思うと、、、?

どんな事があっても手に入れる。


だって! 僕が“ソレ”を欲しいと思った時は、既に僕のモノだから!

___だからね! 誰にもあげないんだ!


・・・どんなに時間がかかっても、どんなにお金がかかっても!

“ソレ”は、必ず僕のモノになる!!!




___“ソレ”は、何でもそうなんだよ。

物でも、お金でも、人でもね!


僕が欲しいと思ったモノは全部だ、、、!!!


___よく、人の心はお金で買えないと言うけど?

僕は、お金だけで解決したい訳じゃない、、、!


強引でも何でも、手段は選ばず僕のモノになるんだよ。






___こうして、君を僕は“みーつけた!”

もう、君は僕のモノ。

誰かになんか、絶対にあげないよ!


___だって! 君は僕にとって、“ソレ”と一緒だから。

必ず! 君を僕のモノにして見せる!!!




僕の名前は、『吉川 魔裟斗』25歳、コンピューター関係の仕事を

しているんだ。


彼女の名前は、『石野 茉那』23歳、彼女も僕と同じ会社で働いて

いるんだよ。



___彼女はね?

高校生から付き合っている彼がいるんだって。


___高校を卒業して、直ぐにその彼と同棲をはじめたらしい。


・・・籍は入れてないけど?

ほとんど、その彼とは“夫婦のような関係”だと彼女が言っていたよ。

将来は、籍も入れて結婚式も挙げてみんなに祝福されて二人の

子供を持って、一軒家で幸せに暮らしたいんだって。


___でも、それには?

お互いの稼ぎが少なすぎるからと言ってまだ籍を入れてないとか。

僕にとっては、ラッキーだったけどね!


籍が入っていない方が、彼女を奪いやすいから。

そんな男になんか! 彼女をあげないんだ!


___僕だけのモノに君はなるからね!




___ある時、僕は彼女に仕事の事で相談に乗ってほしいと

お願いして、飲みに誘ったんだ。


・・・普通なら、彼氏もいるし!

断られるところだけど、僕は前もって準備をしてきたからすんなりと

彼女が、“OK”を出してくれたんだよ。


___“信頼”は大事だよね。


『今日は、ごめんね! 彼氏がいるのに、飲みになんか誘って!』

『___別に、魔裟斗君ならいいよ! 私の彼氏も怒んないよ!』

『・・・そうなの?』

『うん! 家でね、魔裟斗君の話を彼氏にもするんだよ! だから

大丈夫だって! 心配しないで。』

『___それなら、いいんだけど? 彼氏に茉那ちゃんが怒られちゃう

じゃないかと心配でさ~』

『___魔裟斗君って! 優しいよねぇ~なんで? 彼女作んないの?』

『・・・そういう女性ひとと出会ってないからかな?』

『ふーん! 絶対に魔裟斗君と付き合う彼女って、幸せだと思うよ。』

『そんな事ないよ~茉那ちゃん! 僕を褒め過ぎじゃない?』

『___だって! 本当だし!』

『・・・ありがとう!』

『___うん。』



___この後、彼女にお酒をジャンジャン飲ませて僕のお家に彼女を

連れて帰ったんだ。


・・・僕と同じベットに寝かせて、彼女が熱いというから?

彼女の服も脱がせて、体を絡ませながら一緒に寝たんだよ。



___当然だけど?

彼女が、朝起きると、、、?


彼女は、びっくりした顔で僕を見ていたよ。


『___嘘でしょ!? 魔裟斗君、私たち、したの?』

『あぁ、したよ。なに、ビックリしてるの茉那ちゃん?』

『___なんで、こんな事に、、、!?』

『君が家に帰りたくないというから、僕の家に連れて来たんだよ!

そのうち、服を脱ぎだして、その後は、ねえ?』

『・・・そんなの嘘よ! 私は彼としかしないから!』

『___まあまあ、直ぐに信じられないのは分かるけど、、、?

そんな風に、現実を受け止められないのも困るよね?』

『・・・魔裟斗君、これが狙いだったとか、言わないよね?』

『___人聞きが悪いな~僕がそんな男に見える?』

『・・・・・・』

『疑いたくなる気持ちは分かるけど? これが現実だよ! 僕たちは

友達の一線を越えたんだよ! 彼氏とはどうするの?』

『・・・この事は、これで終わりにして! どうせ、私の事も遊びで

ココに連れて来たんでしょ? じゃあ、いいじゃない一夜限りで!』

『・・・そんな言い方してほしくないな~茉那ちゃん! 僕は君の事を

真剣に考えているよ! 彼氏とは、別れてくれないか?』

『___魔裟斗君、頭おかしくなっちゃったの? 私たちはそんな関係

じゃないよね? ただの遊びなんでしょ?』

『___取りあえずは、家に帰ってよく考えるといいよ。今の茉那ちゃん

と話をしても、平行線のままみたいだしね!』

『・・・・・・』




___彼女は、服を着て彼の待つ、家に帰っていったよ。

家に戻って、彼女が彼氏とどんな話しをしたのか? 分からないけど。


必ず! 彼女を僕のモノにしてみせるよ。

僕は、手段を選ばないからね!


彼女が、彼に本当の事を言わないなら僕が彼に言うだけだよ。



___数か月後。

僕の思った通り! 彼女は彼氏と別れて僕のモノになったよ。


・・・それにね?

僕と彼女は、直ぐ同棲もはじめたんだ、、、!


やっぱり、僕が望めば必ず! 僕の欲しいモノは僕のモノになる!!!

___ずっと、彼女は僕のモノだ!


【誰にも、あーげない!】





最後までお読みいただきありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[良い点] こういう独占欲好きです。 一度くらいは向けられてみたいものです。
2019/10/30 09:27 退会済み
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