第3話 家に空飛ぶ少女
設定の詰めが甘いので進むにつれ修正するかもしれません。
「……誰ですか」
家に帰ってきて、その言葉が耳に入った。
……幻聴か?病院行かないといけないかぁ…
「……返事してください」
残念ながら、幻聴ではないようだ。
とりあえず返事してみる。
「この部屋の住人なんですが…」
さらに足を踏み入れる…
リビングに入ると、そこに居たのは…
「私に対して敵意はありませんか?」
そこには、美しい金髪で背が高い、おまけに女性らしい体付きをしている少女が居た。
その少女は例の空飛ぶ少女だった。
……なんで?
あの天王寺周辺のビル群を破壊してた少女が俺の部屋に?本物?
しかもテキイってなに?俺、敵意持ってたら殺されるの?
取り敢えず、選択肢を間違えると命が危なそうなので、気をつけながら会話することにしてみる。
「敵意はないけど、どうして?」
「この世界の住人はどうも私に対して敵意を向けているような気がして…」
なんだか、違う世界から来たというような言い回しだったので更に質問してみる。
「君、違う世界から来たの?」
「どうやらそうみたいですね。転移魔法の練習中に魔力が暴走してしまったみたいで…」
え、転移魔法なんて使えるの?
創作物だけじゃないんだ…
まぁ、空を飛べるんだしそんなものかなぁ…
…いや、空を飛べるのもおかしい。
「そのぉ、詠唱なしでワープできたり?」
「私は、魔法適性が高いので転移ぐらいなら無詠唱で発動できますよ。」
チートじゃねーか。
「昼間に空を飛んでたのは君?」
「多分、そうだと思います。」
「どうやって?」
「魔力を操作してです」
魔力で空飛べるんだースゴーイ
「じゃあ、この近くでビル群が壊れていたのは?」
「びる?まぁ、でっかい建物なら、なんか丸い玉みたいなものを車みたいなのから撃たれたて戦闘になった際に壊しましたけど…」
「なんでそんな簡単に壊せるの…」
自衛隊さん、戦車発動させてるなぁ…
大丈夫なのか…
そう思ってやほーなホームページを見てみると
『首相、未確認飛行生物への攻撃を許可。戦後初めてとなる国内での戦闘による自衛隊出動。(コメ:179843件)』
どこまでしたらそうなるんだよ
いや、でもこの女の子がなにかしたっていうのも
「なにか、攻撃されるきっかけになる行動でもしたんじゃないの?」
「んー?あ、そういえば、なんか転移してきて、地上は人通り多かったので、空飛んでたら邪魔になる建物があって避けられなそうだったので、破壊しました。で、地上から人の声が聞こえたので、降りていったら、下にあったなにか乗り物みたいなものを潰してしまいました。テヘペロ」
「テヘペロじゃねーよ」
絶対、これだけじゃあ自衛隊は動かない。この少女絶対他にも何かしてる。例えば、都市を一個丸ごと破壊したとか。
取り敢えず、目の前の少女を敵に回すとヤバいってことがわかった。
「ていうか、今更だけど異世界の言語分かるんだね。」
「そこはスキル『言語理解』でなんとか」
スキルもあるのか…
異世界人が地球に侵略しにきたら一瞬で、負けそう(小並感)
「取り敢えず、今の会話であなたが敵でない事は分かりました。どうか、助けていただけないでしょうか。」
「助ける必要なんてないんじゃない?」
スキルとか魔法とかあるし。
「外に出るとすぐに見つかってしまうので、死ぬことはなくても動きづらいです。」
「あー。なるほど。」
「お願いしますぅ。」
俺はその女の子の上目使いのお願いに対して
「うん。力になるよ」
可愛すぎて断る事ができず、この後、国と闘わなければならないことに嘆きながら、答えるのであった。
この話は原稿用紙4枚分になりました。
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