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ある日突然、俺の家に異世界の王女様が居たのだが。  作者: kakao
第1章 ─彼女との出会い─
4/6

第2話 家に帰ったら…

『まもなく~、天王寺』

 聞きなれた、車内の自動放送を聞くと、俺は電車から降りた。


 駅を出ると、出口周辺は、警察官と、もう駆け付けたのか、マスコミの人たちでいっぱいだった。空には報道ヘリも飛んでいる。

 しかし、あの少女は空も飛ぶんだけどなぁ。マスコミの人怖くねぇのかなぁ。

 俺には関係ないことだと切り捨て、家に帰ることにした。



 ………なんか、駅周辺の建物、壊れてるのあるんだけど。

 家、大丈夫かなぁ…

 そんな思いを巡らせながら、コンビニで晩飯を買って帰ることにした。


 『本日は、従業員の安全確保のため、休業させていただきます。』


 こんな張り紙が、俺の住む町のコンビニ全店に貼ってあった。

 俺の飯が…(´・ω・`)


 仕方なく、カップラーメンまだあったっけな…とか考えながら、家路につくことにした。


 自宅のマンションのロビーにつくと、隣の206号室にすむ、五十嵐(いがらし)さんが話しかけてきた。

 「こんにちは、和人君。」

 「こんにちは。五十嵐さん。」

 会話しながら2階に向かう。

 五十嵐さんは、大学3年生で小学校の先生になるため勉強しているそうだ。俺のことを下の名前で呼んでくれている。

 「なんか、今日は物騒な女の子が空を飛んでいるらしいわね。自衛隊も出動させるとか。」

 マジかよ。自衛隊さん出動しちゃう?

 「俺もこの目で、その女の子見ましたよ。国家の防衛手段を動かさせるとか、どんな女の子なんすかね。そんな女の子、現実世界に居るってだけで恐ろしい…」

 「巻き込まれなかったらいいけどね〜」

 「そうですね。」

 そんな厄介事はもっぱらごめんだ。

 国家が関わるほどの威力なんかに遭遇したくねーよ。

 なんやかんやで2階の自分の部屋の着くと、

 「またねー。和人くん。」

 「あ、はい。五十嵐さん」

 そう言うと、五十嵐さんは自分の部屋へと消えていった。

 自分もなれた手付きでスマホを鍵にタッチして鍵を開ける。

 「ただいまー。」

 まぁ…どうせ誰もいないし…返事返って来ないだろうなぁ…

 


 「………誰ですか」



 ………この声、一緒に住んでいる姉の声でもないなぁ



 ……………誰?

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