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コントラクト 3 ―宿命の契約―  作者: 時任雪緒
第1章 吸血鬼の一念発起
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猫は初日に殺してしまえ

 話はミナの手紙より少し前に遡り、フランスへ出発する前、ジュノに嫌がらせした直後のインドの屋敷。ジュノを屋敷から追い出し、得意満面で銃をしまうアンジェロに、ボニーとクライドが笑いながら近づく。


「アーンジェロ」

 二人に気付いたアンジェロは笑って顔を向けた。

「アンジェロ、お前やっとわかったみてーだな」

 クライドが笑いながらそう言って、アンジェロはそれに少し自嘲気味に笑う。

「わかりました。つーかいい加減目が覚めました」

 その言葉にボニーとクライドは笑い出して、でも、ボニーは嬉しそうに言った。

「良かった、アンジェロ。本当の敵が誰なのかわかったんだね」

「はい、わかりました」

「おい、アンジェロ、アルカードに認められるように頑張れよ?」

「はい、努力します」

 それを聞いてミナの心は色めき立った。

 ―――――あれほど険悪で「伯爵と仲良く? ムリムリ絶対無理」と言い張ってたのに、アンジェロは認められるように努力してくれるんだ!

「アンジェロ、本当に? 本当にアルカードさんと仲良くしてくれるの!?」

 腕を揺さぶって尋ねると、いささかイラッとした顔をしつつ空いている手でミナの手を離して、更に溜息を吐きつつ「あぁ」と短く返事をした。そのアンジェロの態度にミナは俄かに寂しさを感じた。

 ―――――アンジェロが無愛想で冷たいのは今に始まったことじゃないけど、なんか淋しい。まぁ、「ウゼェ!」って突き飛ばさなくなっただけ、まだマシか。

 諦めの速さはさすがである。そして切り替えの早さもさすがである。

 ―――――それにしても、どうして急に仲良くしようと思ったんだろう? ボニーさんとクライドさんが何か言ったのかな?

「ねぇアンジェロ、アルカードさんと仲良くしたいの?」

「してーっつーか、した方がいいと思った」

「なんで?」

「んー・・・3人寄れば文殊の知恵ってリュイが言ってたからなぁ」

 ラジェーシュ宅でリュイがそう言ったのを思い出した。

「要するに、アルカードさんと協力してジュノ様やっつけるって事?」

「そ」

「アルカードさんの策略台無しにした罪滅ぼし?」

「・・・それもあるけど、ジュノ様が俺の魂も伯爵の魂も狙ってる以上は、俺らが共同戦線張った方がいいだろ。敵が同一ならむしろ俺と伯爵が敵対する理由がねぇ」

「あ、そっか! そうだよね」 

 アンジェロとアルカードがタッグを組む姿を想像し、興奮するミナ。しかしその興奮は徐々に懸念に代わり、ミナの表情を曇らせる。

 ―――――でも、絶対私二人がかりでイジメられるな。昔みたく撃たれたりってのはないだろうけど、誹謗中傷の嵐だよ。なんかちょっとやだな・・・。

 ミナがうっすら鬱になっていると、ボニーとクライドは尚も嬉しそうに笑った。

「ミナ、お前はなんも心配いらねーからな」

 クライドがそう言った言葉に意味が分からずに首を傾げると、今度はボニーが笑って言った。

「アンジェロはもうアルカードとケンカしたりしないから。それにアンジェロはミナと子供を幸せにしてくれるし、死なないよ」

「えっ!? どういうことですか?」

 反射的に背筋を伸ばしてボニーに向くと、ボニーは悪戯っぽく笑う。

「だってさぁ、アルカードとアンジェロが仲良くして、アンタ達の中を認めてくれたら、絶対アンジェロ助けてくれると思うんだよね」

「えー? そうですかぁ?」

 ミナには想像できない。アルカードがアンジェロを助成するなど想像つかない。

 ―――――つかないけど、確かにアルカードさんがアンジェロを助けてくれたら何とかなりそうな気はする。だってアルカードさんだもの!

 特に根拠はないが、アルカードなら何とかしそうだという、無暗な信頼はあるようだ。

「でも、そっかぁ。アルカードさん何考えてるかわかんないけど、アルカードさんならジュノ様ですら、いい様にコキ使いそうですね」

「でしょ」

 二人が共闘する様を想像してみる。

 ―――――強い、強すぎる。むしろ怖い。怖すぎる。あるいは黒い、ダークネス! 二人でニヤニヤしながらジュノ様に嫌がらせする様が、ありありと想像できてしまう。恐ろしいコンビだ。

 まだ帰ってきてもいないのに、早々に未来予想図を展開して震え上がるミナであった。

 

 少ししてアンジェロは部屋に戻ると言うので、勿論ミナもついていった。アンジェロは部屋に入るとすぐにパソコンを立ち上げて報告書の作成を始める。折角二人きりになったというのに、相変わらずマイペースな(ミナも人のことは言えないが)アンジェロの様子に、デスクに近づいた。

「また日記書いてるの?」

 覗き込もうとすると、いつも画面を逸らされる。そして素っ気なく追い払おうとするアンジェロ。

「日記じゃねぇ」

「でもいつもなんか書いてんじゃん」

「書いてんだから、邪魔すんな」

「邪魔してないもん!」

「邪魔」

「もう! バカ! 意地悪!」

「うるせぇ、お前は本でも読んでろ」

 アンジェロの様子に拗ねて口を尖らせるミナ。

 ―――――本当冷たい、この人。全くもう。

 渋々諦めてソファに座り、テーブルに放置していた雑誌を手に取ってめくっていると、ミナに冷たくしたせいでアンジェロに罰が当たった。

 突然鳴り響いたバリバリという激しい轟音、まばゆい閃光、ビリビリと建物に振動が走って、その瞬間部屋の照明はフッと消えてしまった。勿論パソコンも消えてしまったようで、アンジェロも顔を上げた。

「なんだ、停電か?」

「みたいだね」

「途中だったのに・・・」

 落ち込むアンジェロにミナはほくそ笑む。

「ざまーみろ」

「チッ」

 舌打ちすると、アンジェロはすぐに内線をかけ始めた。

「ジョヴァンニか、停電したみてーだけど、どした・・・あぁ、あぁ? あぁ!? バカ、さっさと見に行け! それとすぐにヨハンとミゲルに復旧させろ」

 急に声を荒げて内線のボタンから指を離したアンジェロに少し驚いて、立ち上がって傍まで行った。

「どしたの?」

「落雷だ」

「落雷? 屋敷の近く?」

「屋敷だとよ」

「えぇっ!?」

「今ジョヴァンニとクリスに状況を見に行かせてる。復旧作業もさせるから、少ししたら点く」

「電気はいいけど、落雷なんてみんな大丈夫だったかな」

 屋敷の主に人間たちの安否を考えていると内線が鳴った。すぐにアンジェロはボタンを押す。今度はミナにも聞こえるようにスピーカーにしてくれた。

「アンジェロ!」

 ジョヴァンニの声。

「どうだった?」

「屋根燃えてた!」

「マジか。消火したか?」

「うん、すぐ消したよ。ちょっと焦げただけで、損害は大したことない。でもその衝撃で電線が切れたみたい」

「マジか。ヨハンはなんて?」

「普通に電気工事の業者呼ばなきゃ電線まで繋げないって。資材がないから」

「それもそうだな、わかった」

 内線を切ったアンジェロは深く溜息を吐いて椅子の背に背中を預ける。

「シャンティ達暗いの見えないのにねぇ」

「俺らは平気だけどな」

「冷凍庫の血が解凍される前に直るといいねぇ」

「つーかパソコン、壊れてたらどうしよう」

 アンジェロは黒く沈黙してストライキを起こしたパソコンをパンとたたく。

「ていうか、このパソコン結構古いよね。前から使ってる奴でしょ?」

 イタリアにいた頃、北都の事件など色々調べてもらった時の事を思い出してみた。あの頃から同じものを使い続けていたとしたら15年選手である。アンジェロは気に入ったものは長く使う。当然このパソコンは所持品の中でも最古参である。

「そうなんだよなぁ。急な停電に耐えられねぇぞ、コレ。多分一時保存とかもされてねぇし、今日の分書き直しだな」

「パソコン自体壊れてたら全部書き直しじゃん」

「最悪」

「ソフトとか外部にバックアップとってないの?」

「とってねぇ」

「あーぁ・・・」

「壊れてねぇ事を祈る」

「いっそ壊れてればいいのに」

 ミナの意地悪な発言にデスクからアンジェロが睨みあげる。

「お前なんでそんな事言うわけ?」

「だってアンジェロ日記書いてると相手してくんないからつまんない!」

「・・・ハァ」

 思わず溜息を吐くアンジェロ。その様子にミナはムッとした。

 ―――――だって、つまんないのに。なんで溜息吐くのよ。意味わかんない。

 拗ねていると、アンジェロが椅子ごとミナの方に向き、ミナの腰に手を回して引くものだから、そのままアンジェロの膝の上に引き寄せられて座ってしまった。

「なに?」

 背後のアンジェロを首を回して見上げると、アンジェロは何故かしたり顔で笑う。

「俺に相手してほしい?」

「別に?」

 ミナの返事にショックを隠し切れないアンジェロ。思わず全力で抗議する。

「んだよ! お前がつまんないとか言ったんじゃねーか!」

「ちょ、うるさいよ」

 近いと言うのに人の耳元で急にうるさい。思わずミナは耳をふさいだ。

「もー、何だよお前。言う事メチャクチャじゃねーか」

 アンジェロは溜息を吐きながらそう言って、ミナのお腹に腕を回して肩に顔を乗せてくる。それに首を動かしてアンジェロを見ると、パチリと目が合って、至近距離で目が合ったせいか今更だと言うのに、なぜかドキッとしてしまった。

 どうもそれを悟ったのか、アンジェロは口角の端を上げてニヤリと笑う。

「なに」

「なんでもないよ」

 視線を外して顔を前に向かせながらそう言うと、またしてもアンジェロの方にグイッと顔を向かされた。

「な、なによ・・・ん」

 向かされて、唇が触れて、喋って開いた口の隙間から舌が滑り込んできた。アンジェロはキスもとても上手で、気持ちよくて体が熱を持ち、頭の芯がジンジンしてきて、すぐに感覚にとらわれる。

 唇を離して目を開けると、やはりアンジェロはニヤリと笑う。その笑い方はどこかアルカードと似ていて、だがアルカードほどの威圧感はなく、どちらかというと悪戯っぽい笑みで、そのせいか、なぜかたまにドキリとさせられる。つくづく、この人は女タラシだな、と思う。

 ―――――アンジェロはズルい。いつも私ばっかりドキドキさせられて、悔しい。

 アルカードに似ていて高圧的だが、あの戦いの後から急に優しくなって、ジュリオやクリシュナ並に優しいこともあり、大事にしてくれる。一緒にいると楽しいし、ミナが好きにならずにいられるはずがない。冷たくしたと思ったら急に優しくしたり、素っ気ないと思ったら急に甘やかしたり。

 ―――――絶対わざとやってる。この悪党。

「なに睨んでんだよ」

 心の中で文句を言っていたせいか、睨んでいたらしい。

「別に睨んでないよ」

「睨んでた」

「そんなつもりじゃなかったって」

「変な奴」

「アンジェロほどじゃないよ」

「お前ほどじゃねーよ!」

「ちょ、うるさいってば」

 またしても突然の抗議に耳を塞ぐミナ。しかしミナは、後から抱きしめられて、ドキドキと安心感が同居する。それが何故かというのは、以前アンジェロが回答をくれた。

「人にはパーソナルスペースつーのがあって、それを他人に侵害されんのはストレスなわけ。その範囲は目がついてる前に広がってんだけど、相手との関係でその距離は縮まる」

「そう言えば、アンジェロは昔私に寄るなとか言ってたね」

 考えてみればヒドイ言いようである。

「人によって範囲は違うけど、俺は人並み以上にヤなの。で、後ろは見えないから、どうしても無防備になる。無防備なところを攻められると驚くだろ」

 その言葉にミナはパチンと手をたたいて見せた。

「あ、もしかして吊り橋効果的な?」

 吊り橋効果―――――驚きや恐怖を恋のドキドキと誤解する、もはや恋愛においては常套ともいえる心理である。

「そう。で、背後を守られてるって安心感もプラスされる」

「へぇ・・・・・アンジェロはそれわかってて、わざとやってんだね」

「さぁな」

 やはりアンジェロはタラシだ、とミナは思う。

 ―――――でもよく考えたら、ワザとなのはまだいいのかも。天然だったら他の人にもそういうことしちゃうんだろうし、わざとなら私にしかしないんだろうし、その点は安心していいのかな。

 そう考えるに至って、抱きしめるアンジェロの腕と自分の背中を覆うように密着するアンジェロの温かい圧力に小さく微笑む。なんだかんだでミナはアンジェロとイチャつきたいのだ。

 ―――――アンジェロは情熱的に愛情表現するタイプじゃないけど、そのせいなのか抱きしめ方が優しくて、好き。

 アンジェロがミナを抱きしめる腕はいつも優しい。たまに思い切り抱きしめられることもあるが、そういう時はアンジェロの中で盛り上がってるんだろうな、と勝手に納得するミナ。正解である。

 それなら愛情表現を言葉にして伝えてもいいような気はするが、相変わらずアンジェロは滅多に口にしない。アンジェロは自分がそういうことを口にすることが似合わないと思って(実際似合わない)恥ずかしいのである。しかしそれはミナとしてはつまらない。

 女は言葉を欲しがるが、男は態度で示す生き物である。男は女と違って言葉を重要視しない。視覚、感覚、雰囲気などの感覚的な情緒が愛情表現なのであって、言葉や目に見えるものを愛情表現としてとらえる女とは決定的な差異が生まれる。アンジェロにしてみれば「言わなくても態度とか雰囲気でわかんだろ」ということである。

 ―――――でも、アンジェロがタラシなこともあるし、今私妊娠してるわけだし、なんだか不安なんだもん。普段言ってくれなくたって、せめて私が聞いたときは、言って欲しいのにな。

「アンジェロ」

「ん?」

「私の事好き?」

「愛してる」

 自分から聞いたくせに驚くミナ。期待値を上回る返事に心の中で大喜びする。やはりミナはアンジェロのたった一言ですごく舞い上がって嬉しくなり、あっさり満足してしまう。それはそれで悔しいとも思うが、嬉しいものは嬉しい。アンジェロが普段言わない為に、ミナはいつも不満に思っていて淋しく思っているのに、いつも落ちたのを簡単に引き上げられる。

 ―――――アンジェロの一挙一動、短い一言で沈んだり浮かんだり、私の心はこんなにも忙しいのに、アンジェロは全然動じてる感じがしない。いつもしれっとしてる。何か、悔しい。

 アンジェロは余裕綽々だし、私とアンジェロは好きの大きさが違うんじゃないか、そう思ってしまう。実際は全くそんなことはない。ミナから見れば余裕綽々のアンジェロは、ペルソナの中ではイッパイイッパイである。10年がかりで捕獲に成功した室内犬に、何とか首輪をつけようと必死なのである。アンジェロが魂を売り渡している以上、そんなことはないと証拠はちゃんとあるわけで、そのことは重々承知してはいるのだが。

 クリシュナも余裕綽々な感じではあったし落ち着いていた(クリシュナもペルソナメガネ野郎なので実際そうでもない)が、いつも愛情を言葉にしていたためにミナは安心しきっていた。そこは人生経験がアンジェロに比べて10倍のクリシュナである。当然わかっていてそうしていた。だからクリシュナと恋をしていた頃はそんな風に思ったことがなかったので、余計に不満なのである。

 ―――――クリシュナは優しくて、温かくて、私はなんだか暖かいお風呂にでも入ってるような穏やかさがあったのに。

 アンジェロは風のようだ、と思う。ミナがずっと傍にいて手を繋いでないと、ミナを置いてフラッとどこかに行ってしまいそうな気さえする。考えればそれはありえないとわかりそうなものだが、ミナは状況よりもその時々での感情を優先してしまう。

 ―――――そりゃ室内犬って言われる位纏わりつきたくもなるよ。アンジェロは私が不安に思ってたり、たまに淋しいって思ってるって、解ってないんだな、きっと。

 ふと、アンジェロが抱きしめる腕が少し強くなって、耳元で名前を囁かれて、ゾクリとした。アンジェロは普段ミナの事を「オイ」とか「お前」と呼ぶので、名前を呼ばれただけで嬉しくなってしまう。

 ―――――すごく卑怯だ。これぞジャイアン効果。

 わかってはいるものの、ジャイアンには勝てない。

「なに?」

「聞いといて、俺には言ってくれないわけ?」

 耳元で囁く静かな低い声に、やたらとドキドキさせられる。いっそムカつきさえする。

「・・・好き」

「俺も好きだよ、ミナ」

 耳元でそう囁いて、髪を撫でて、首筋にキスをして、アンジェロのそう言う仕草にいつもはぐらかされてるような気がして、でもすぐに呑まれてしまう。

 アンジェロは女タラシで扱いが上手。いつもミナばかりドキドキさせられて、ハラハラさせられて、心が休まる暇がない。と、ミナは思っているが、ミナの髪にキスをするアンジェロはラブが止まらない状態に陥っている。後ろに目があるわけでもないミナはそれに気づくこともなく、心の中で悪態をつく。

 ―――――本当、この人は悪党。アンジェロは、ズルい。

 



★猫は初日に殺してしまえ

旦那は嫁にナメられないように、という意味のインドのことわざ



☆登場人物紹介☆


ミナ・ジェズアルド 主人公

吸血鬼アルカードの眷属。前年に結婚して妊娠中。

元は普通の人間で日本人。アルカードに騙された。

更にはアンジェロにも騙されジュノにも騙される。

童話に出てくるバカな小娘のようなバカ。バカのくせに時々打算的なところを発揮する小悪魔気質で、散々アンジェロを振り回し周囲に溜息を吐かせることが得意。

口癖は「ケチ!」「まぁいいじゃない」



アンジェロ・ジェズアルド

アルカード配下、ジュリオ血統の吸血鬼。ミナの旦那2代目。ミナのシュヴァリエ筆頭でエクソシスト集団“死神”隊長で元ヴァチカンの司教。ムカつかせ王。近頃のあだ名は“エロ白髪”アルカード並にいちいち肩書きの多い男。

ミナに心底ラブってるが、照れ屋なので基本ムカつく。

ムカツクが、アルカードとキャラかぶりしてる上に本質はクリシュナに似ていて、ミナの父に似てるところもあるという人間臭さを持ってたためにミナをゲットできたと思われる。

アルカードが寝てる隙にミナを寝取ってしまったので、アルカードのご機嫌取りをどうしようかと考えあぐねる。

アルカードからは小僧呼ばわりされている。

口癖は「別に」「うるせぇ」



アルカード・ドラクレスティ

ミナのマスター。吸血鬼の真祖。ただ今就寝中。そのうち帰ってくる。

アルカードが残した謎は結構アンジェロが解明してきたが、それでも謎な男。

陰険、陰湿、卑怯、最低、ムカつく策略家。傲岸不遜な嫌な奴。

基本アンジェロとキャラかぶりしてる為犬猿の仲だが、アンジェロ程バカでもムカつきもしない。

基本面倒くさがって喋りたがらないので、口癖とかはない。



クライド・バロウ&ボニー・パーカー

アルカードの配下の吸血鬼。明るいアメリカ人ギャングカップル。

結婚式前に拉致られたので二人はまだ結婚していない。アルカードに誓いたいために待っているが、あまりにも遅いようならミラーカやクリシュナに誓う相手を変えようか、と悩み始める。

基本バカップルだが、アルカードには犬並に忠誠しているので、部下としては優秀。

ちなみに二人が飼っていた犬ルゥは日本にいたころに天寿を全うした。そろそろ新しく犬が欲しくなってきたが、犬嫌いのミナが妊娠してるので、生まれるまでは我慢しようと考えている。

クライドの口癖「半端ねぇ」

ボニーの口癖「ワオ!」

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