メリークリスマス
本日はクリスマス当日である。
「んぅ、おはよう」
とみうが起きると目に入るのはどでかいクリスマスツリー。
そして、クリスマスツリーは赤いとんがりコーンと黄色いテープに囲まれていた。
みうは去年のクリスマスで面白がってツンツンと触りなぜか不思議なことに思いっきりみうがいる方にツリーが倒れ頭を打って以来、そらによってみうはクリスマスツリーへの接近を禁止されてしまった。
みうは
「いや、なんでツンツンしてた私側に倒れるわけ?おかしくない?」
と不思議そうにしていた。
本当になんでみうの方向に倒れて来たのかは謎だ。
そらも不思議そうにしていた。
なんで?
というわけでクリスマスツリーに近づけないようにされているのだ。
「おはようございます、みう様」
「おはよ〜みう〜」
「おはよう」
「そいつにわざわざ返事することないかと」
「そら、ひどいな〜みう〜」
「っ、可愛い!」
「…みう様、クリスマスツリーの下に何かありますよ」
「えっ!?」
とみうは驚く。
みうは膝に乗せていた猫のぬいぐるみ姿のれむをそっと膝からベットにおろしツリーに駆け寄る。
下ろされてしまったれむが
「みう〜」
とみうに甘えた声色で声をかけるものの完全に思考がクリスマスツリーの下に置かれている箱に向いてしまっているみうには届かない。
かわいそうに。
と、その様子を見ているそらはどことなく“勝った“という雰囲気だ。
何を争っているのやら。
「!!!!やったー!!!!」
と、みうは大歓喜している。
みうが持っているのは前々から欲しがっていた黒猫のキーホルダーや猫耳がついた黒いパーカーだ。
「よかったですね」
「うん!ありがと!そら!」
「れむのことも忘れないでよ〜!」
「れむもありがと!」
「あなたは何もしてないでしょう」
最後の最後まで迷った。
過去編とクリスマスのミックスの思いっきり暗い話にするか。
でも、まあ、せっかくのクリスマスなのでやめました。
今年もクリスマスに雪は降らずホワイトクリスマスはもはやファンタジーとなった。
来年はみうの世界も現実もきっとホワイトクリスマスのはず!!
Merry Christmas!!




