……そうじゃないんですよ
ほんと、本当にすみません!気づいたら時間過ぎてました!
と、言うことで、そらの発案で水風船をすることになった、と思われた、が。
「水風船、どこあったっけ?」
「知りません」
「え?」
「知りません」
「ちょっと待って!そらが知らないなら、私が知ってるはずないじゃん!」
「みう様の家ですよ?ここ」
「わかってるよ!」
「大丈夫ですか?」
「大丈夫!って!じゃなくて!そらが知らないならないってことだよね!」
「そうかもしれませんね」
「発案者、そらなのに無責任すぎる!」
「…」
「無言でホース渡さないで!」
「いえ、暑いらしいので、涼めればいいかな、と」
「そう言うことじゃない!」
「というか、普通に冷房つければいいじゃないですか」
「つけてるじゃん!」
「それで暑いのですから、もっと温度下げればいいんですよ?」
「これ以上寒くすると、風邪ひくじゃん」
「というか、25度に設定してるので、暑くないと思いますけど」
「暑いんだもん!私!暑がりなもんで!」
「……じゃあ、日向ぼっこしながら言わないでください」
「ええー!」
「窓からの直射日光を浴びながら言われても、説得力皆無なんですよ」
「そお?」
「そうです」
「だってさー床ポカポカしててあったかいんだもん」
「暑いんじゃないんですか?」
「暑いとポカポカは別なんだよ」
「?」
「暑いは汗が出るけど、ポカポカは昼寝したくなる感じ!」
「違いはありませんね」
「ある!」
「では説明してください」
「えっと、暑いは、なんかダメージ受けてる感じで、ポカポカは守ってもらってる感じ!」
「みう様って、ハッカーですよね?倫理観はともかく、現実的なこと言ってる人ですよね?ネジ外れましたか?」
「何のネジかの主語がないのに伝わる!なぜ!ていうか、倫理観あるし!」
「手を胸に当てて考えてください」
「…」
「なんで、手を頭にやるんですか」
「だって、考える器官は胸じゃなくて頭じゃん!」
「……そうじゃないんですよ」
暑いんですよ、エアコン25度でも。
でも、温度下げると風邪ひくから、下げれない。
( ;ᯅ; )エーン




